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中学生の古文は勉強法を知れば得点源に!重要ポイントと問題集紹介

ステオ
うわぁ、古文のテストまたやばい…。なんか、タイムマシンで平安時代に飛ばされてるみたいだ。
野口塾長
いいじゃないか。源氏物語に混ざって『俺、野球部です!』って自己紹介しておいで。
ステオ
いや絶対頭おかしいやつだと思われるでしょ。「いとおかし!」って言われておしまいだよ!
野口塾長
え、それ「めっちゃ面白そう!」っていう意味だよ。
ステオ
え、そうなの…?
野口塾長
古文単語の中には、現代語と違う意味の言葉もあるからね。よし今回は古文の勉強法についてまとめて解説するよ!

【今回の真実】

古文で点数を上げるカギは「単語」「文法」「音読」の3つだけ。
この基礎を徹底することが、定期テストも高校受験も突破する最短ルートです。

①実は“お得”な古文対策

「古文ってなんだか読みにくい…」
「問題がどこを指しているのかわからない!」

こんなふうに古文に苦手意識を持っている人って多いですよね。

なんとなく取っつきにくい印象がある。
その気持ち、わかります。

でも実は、きちんと基礎を勉強すると、すぐに点数が取りやすい“お得科目”でもあるんです!

この記事では古文の克服し、得点源に変えるための具体的な勉強法をお伝えします♪

 

②すべての基本!古文を得意にする3つのポイント

まず結論から言います。
古文の勉強でやるべきことは、突き詰めるとたったの3つ。
それは「単語」「文法」「音読」です。

なんだ、当たり前じゃないか、と思いましたか?
その通り、当たり前のことなんです。
でも、ほとんどの生徒がこの「当たり前」をできていないから、古文で伸び悩んでいます。

 

③最重要知識「単語」と「文法」

英語の勉強をするとき、単語と文法を無視して長文を読もうとはしませんよね。
古文もまったく同じです。


💡単語:「現代と意味が違う言葉」だけ狙い撃ち!

「古文単語を覚えろって言われても、何百個もあるんでしょ…無理!」
そんな声が聞こえてきそうです。
でも安心してください。
中学校の古文で、単語帳を丸々1冊覚える必要はありません。

ポイントは、

「現代語と意味が違う単語」と「現代では使わない単語」に絞って覚えること。
なぜなら、テストで狙われるのは、まさにその「意味のズレ」だからです。

例えば、「いとおかし」。
現代の感覚だと「とてもおかしい」ですが、古文では「とても趣がある、風情がある、おもしろい」という意味合いで使われます。

他にも、

●あやし→怪しい、ではなく「不思議だ」

●あきらむ→諦める、ではなく「明らかにする」

●ありがたし→ありがたい、ではなく「めったにない」

こうした「ギャップのある単語」は、先生も問題を作りやすいんです。
教科書に出てきたものだけで十分なので、まずはこれらを優先的に覚えましょう。


💡文法:まずは「係り結び」と「助動詞」を攻略せよ

文法もすべてを完璧にする必要はありません。
中学生がまず押さえるべきは、古文独特のルールである「係り結び」と、文の意味を大きく左右する「助動詞」です。

特に「係り結び」は、文章の強調を表す重要なルール。

「ぞ・なむ・や・か・こそ」という言葉が出てきたら、「お、何かを強調したいんだな!」と気づけるだけで、文章の読み方が変わってきます。

助動詞も、「ず(~ない)」、「む(~だろう・~したい)」など、いくつか代表的なものを覚えるだけで、文の肯定・否定や、登場人物の気持ちがグッと読み取りやすくなりますよ。

 

④最強の勉強法「音読」がすべてを解決する

古文の力を伸ばす最大の勉強法は音読です。
声に出すと「単語の切れ目」がわかりやすくなり、意味を推測しやすくなります。
また、耳からのインプットで記憶が定着しやすくなる効果もあります。

おすすめは、短く読みやすい文章から始めること。
『おくのほそ道』や『徒然草』などはけっこう言葉が現代に近いものが多く、音読しやすい作品です。

もしテスト勉強や受験勉強で音読をするときは、先に現代語訳を読んで意味を理解しておくのもポイント!
そうすると、より古文のリズムや切れ目がわかりやすくなります。

また、代表的な作品をいくつか読んでおくと、“物語の鉄板の流れ”を知ることができます。
現代のラノベやアニメ作品などでも、転生したら前世の記憶が残っていて最強になるとか、VRゲームから出られなくなるとか、“お決まりの展開”ってありますよね。
古文作品にも当時人気だった“お決まりの展開”っていうのがあって、いくつか作品を読んでいるとそれがわかってきます。
この知識があると、テストのときにも話の展開が予測できて有利になりますよ。

⑤「つまずきポイント」を乗り越え、テストで点を稼ぐ方法

1.主語がすぐに行方不明になる問題

古文では主語が省略されるのが当たり前。
「これ、誰のセリフ?」「誰がやったの?」と混乱するのは普通です。
問題としても、『この発言をした人物を答えなさい』という主語を問う問題が出たりします。

【脱出法】
文脈や登場人物の関係から推理し、主語を補って読むクセをつけましょう。
分からない時は現代語訳を確認してOK!

2.「て・に・を・は」も省略されがち問題

古文では「助詞」が抜けることで意味がわかりにくくなる性質があります。

【脱出法】
自分で補って読む練習をしましょう!
「馬走る」を「馬《が》走る」と補う。
普段から意識するだけで、読解力が格段にアップ!

⑥目的別!具体的なテスト対策

定期テスト対策:とにかく教科書理解が重要

学校のテストは範囲が決まっています。
つまり、教科書の内容をどれだけ完璧にできるかが勝負!

手順はシンプル。

ステップ①:授業で習った範囲の本文を、スラスラよどみなく音読できるようにする。
ステップ②:本文の現代語訳を、言える(書ける)ようにする。
ステップ③:先生が「大事だ」と言っていた単語、文法、歴史的仮名遣いを完璧にする。

これは課題のワークをやりながらでOK!
正直なところ教科書とワークの内容を暗記してしまえば高得点も十分可能です♪

そしてそのためには、学校の授業でしっかり集中して吸収している必要がありますね!

あとは裏技として、『教科書ガイド』を見ておくという方法があります。
これは、教科書で重要な部分を全部載せてくれているという優れもの。
私(塾長)も実はこの教科書ガイドを使いながら、中3のときに国語で100点を取ったことがあります笑。
お住まいの地域の書店に置いてあるのでぜひ見てみて下さい!

高校受験対策:「過去問」を使い倒せ

受験では初見の文章(=初めて読む文)に挑みます。
ここで活きるのは基礎+演習経験です。

●設問を先に読む
何を問われるか分かった状態で本文を読む

●時間を計って過去問演習
本番の時間配分に慣れる

●間違えた原因を分析
単語・文法に戻って復習

中3の夏休み中には一度過去問を見てみて、どんな問題が出るのか知っておきましょう!
難易度や問題の形式を知っておけば、その後の受験勉強に役に立ちます。
(この時点ではそんなに解けなくても大丈夫。)

そして11月下旬ごろから過去問に取り組みます。
ここで実践経験を積みましょう!
わからない問題は解説を読んできちんと理解。
どうしても歯が立たない場合は、いったん3年間の総復習テキストに戻って基礎を確認しましょう。

⑦おすすめの問題集!

基本的には学校から配られている問題集でいいとは思いますが、
わかりにくい!
もう少し練習したい!

っていうこともあると思います。

そこで、実際に塾長の私が生徒におススメしている市販の問題集も紹介します!

中1・中2生の定期テスト対策には、『学研ニューコース』がおススメ!
とにかくわかりやすくて、問題のレベルも中間期末対策に最適です。

中3生には、『合格BON!』がおススメです。
難関高校向けだと少し物足りないかもしれませんが、偏差値59くらいまでだったら、この1冊を完璧にすれば十分合格できます。

偏差値60以上の高校を受験する生徒さんには、こちらの『解き方が身に付く』がおススメ!
このシリーズは古文に限らず、英語や数学もかなり入試向けに使えるので良いです。
よく出る問題形式でかつ合否を分けるような問題が載っていて、集中的に演習できます。

おわりに:古文は未来の君への贈り物

古文の勉強は単なる受験対策ではありません。
千年前の人々の考え方や感性に触れ、今の日本語のルーツを知る“タイムトラベル”でもあります。

そして、古文はセンスではなく勉強法。
「単語」「文法」「音読」の3つを信じて取り組めば、必ず成果は出ます。

最初は呪文のようだった文章が、意味を持つ日本語として頭に入ってくる──その瞬間は感動的です。

もし一人で勉強が不安だったら、気軽にお問い合わせください!
一緒に“できるようになる楽しさ”を味わっていきましょう♪