
カレンダーの残り日数がやけに少なく見えて、思わずため息…。
参考書はまだまだ終わらないのに、周りの友達はもう過去問に進んでる!?
「自分だけ、もしかして全然間に合ってないんじゃ…?」
胸がザワザワする。
その気持ち、わかります。
受験生なら誰もが一度は通る、あの胃がキリキリするような焦りですよね。
こんにちは、宮入個別指導塾の教務 野口です!
もしあなたが今、そんな焦りから「とにかく過去問をやらなきゃ!」と格闘しているなら。
少しだけでいいので、その手を止めてこの話を聞いてくれませんか?
結論から言っちゃいます。
残り時間がないあなたを逆転合格へ導く最強の勉強法は、実は「過去問」ではありません。
答えはもっと身近な、君の机の引き出しに眠っている(!?)
「一度受けた模試の復習」なんです。
①なんで「間に合わない」って焦るんだろう?
②逆転合格への近道!なぜ過去問より「模試の復習」が最強なのか
③じゃあ具体的にどうやるの?「模試復習」学習法
④科目ごとの優先順位ってどうつければいい?
⑤不安な心を軽くする、計画の立て方とメンタル術
①なんで「間に合わない」って焦るんだろう?

そもそも、どうしてこんなに「間に合わない!」って感じてしまうんでしょうね。
別にサボってたわけじゃないのに、気づいたら時間が過ぎてる。
これには、受験生がハマりがちな“落とし穴”があるんです。
完璧主義の罠
「参考書の最初からちゃんと解こう!」って思ってない?
真面目な人ほど、これにハマって計画がどんどん後ろ倒しに…なんてことも。
SNSという魔物
つい開いちゃうスマホの中には「〇〇大A判定!」みたいな友達の投稿がキラキラ。
それを見てヤバい…って焦る。
E判定の衝撃
模試の結果にドンと書かれた「E」の文字。
まるで「君には無理だ」って言われたみたいで、心がポキッと折れそうになりますよね。
どうでしょう?
「あ、自分のことだ」って思ったんじゃないでしょうか。
大丈夫。
みんなそうです。
大事なのは、その焦りに飲み込まれず、「じゃあ、どうするのか」という具体的な一手を考えることですね。
②逆転合格への近道!なぜ過去問より「模試の復習」が最強なのか
「受験といえば過去問」って、もはや合言葉みたいになってますよね。
もちろん、過去問は大事です。
志望校の傾向を知ったり、時間配分の練習をしたり、最後の仕上げには欠かせません。
でも、「学力をグンと伸ばす」っていう目的だと、話は別。
残り時間が少ない今のあなたにとっては、「模試の復習」こそが最強の武器になります。
これには理由が3つあります。
理由1.プロが作った「最強の予想問題集」だから
考えてみてほしいんだけど、大学側が前の入試と全く同じ問題を出すことって、まずないですよね。
一方で、みんなが受ける模試は、大手予備校の先生たちが「今年はこのへんが危ないぞ…!」って、過去の出題傾向を徹底的に分析して作ってくれてるんです。
つまり、クオリティの高い“予想問題”ってこと。
それゆえに、模試のほうが幾分、本番で当たりやすいです。
理由2.あなただけの「弱点攻略本」になってるから
本屋さんで売ってる参考書は、みんなに向けたもの。
でも、あなたが一度受けた模試は違います。
「時間をかけたのに解けなかった問題」
「うっかりミスした問題」
「実はよく分かってない問題」
そう、あなたのニガテと課題が全部詰まった、世界で一冊のオーダーメイド問題集なんです。
理由3.タイムパフォーマンスが最高!
知らない問題をゼロから解くのって、すごくエネルギーを使いますよね。
でも、一度やった模試なら、「あ、これやったやつだ」って少しとっつきやすいはず。
自分の思考の跡が残っているから、復習の効率が段違いに良くて、吸収スピードが爆上がりするんです。
③じゃあ具体的にどうやるの?「模試復習」学習法

STEP1:相棒を決める!「これだけやる」と覚悟を決める
まずは机の周りを整理して、深呼吸。
そして、今まで受けた模試の中から、直近のものを5回分くらい選びましょう。
それと、各教科「これだ!」って信じられる問題集と参考書を1冊ずつ。
いいですか?
これ“だけ”です。
不安だからって、あれもこれもと手を出すのは逆効果。
「自分の相棒はこいつらだ」って覚悟を決めるのが、めちゃくちゃ大事。
STEP2:「解き直し」を最低2周は繰り返す
■1周目
まずは、間違えた問題を解説を見ずにチャレンジ!
それでも解けなかったら、解説をじーっくり読んで、「なるほど、そういうことか!」と完全に納得するまで向き合います。
正解した問題も、本当に自信を持って説明できるか自分に問いかけてみて。
■2周目
1周目で間違えた問題を、もう一回テスト。
スラスラ解けたらOK!
もし、まだつまずくなら、そこが伸びしろです。
もう一度、解説に戻りましょう。
STEP3:参考書は「つまみ食い」が正解!
模試の復習をしていると、「うわ、自分そもそも三角関数が壊滅的だ…」みたいな根本的な弱点が見つかります。
その時こそ、相棒の参考書の出番!
でも、律儀に1ページ目から順には解きません。
弱点が見つかった「三角関数」のページだけを開いて、そこだけ集中的にやるんです。
基礎をインプットしたら、すぐに模試の問題に戻って腕試し。
この「模試⇔参考書」の高速往復が、穴を埋める最短ルートです。
④科目ごとの優先順位ってどうつければいい?
「よーし、やるぞ!…で、どの科目から?」ってなりますよね。
直前期は、全部を完璧にする時間はありません。
鉄則は、「あとちょっとで得意になりそうな、伸ばせる科目」から仕上げること。
英語
やっぱり長文がカギ。
模試の長文をもう一度じっくり解き直しましょう。
そこで見つかった「知らなかった単語」「あやふやな文法」だけをピンポイントで補強するのが効率的。
数学
模試で間違えた問題は、あなたが落としがちなパターンの宝庫。
解法の流れをきちんと理解できるまで繰り返し確認しましょう!
国語(現代文)
センスじゃない、ロジックです。
なぜその選択肢が正解で、他がダメなのか。
本文のどこが答えの根拠になっていたのか?
模試の解説を熟読して、思考プロセスをインストールしましょう。
物理化学
物理は知識暗記科目ではないので、実践あるのみ!
なぜその定理や解法を用いるのか?なんとなくではなく、自分の中で腹に落ちるまで解説を確認しましょう。
化学は(生物ほどじゃないけど)ある程度暗記系の知識が必要になります。
どんな知識が自分には抜けているのか?わかったら、その範囲を参考書でしっかり覚えなおすのが吉!
社会系
知識はもちろん、本番(共通テスト)で求められるのは+αの資料読み取り能力・思考力です。
入試特有の“頭の使わせ方”に慣れよう!
模試の活用が最も活きる場面です。
⑤不安な心を軽くする、計画の立て方とメンタル術

最後に、あなたの頑張りを支える「計画」と「心」の話。
焦りや不安の原因をぬぐいましょう!
「日割り計画」は今すぐ捨てよう
細かすぎる日割りの計画は、できなかった時にヘコむので、避けたほうが無難です。
オススメは「今月前半に、この模試を2周終わらせる」みたいな、半月単位の目標。
全体像が見えるから、心に余裕が生まれます。
不安は「見える化」して、小さく殴る
「なんだか分からないけど、ヤバい…」という漠然とした不安が厄介。
そういう時は、紙に「何が不安なのか」を全部書き出してましょう。
「英単語を覚えてない」とか「数学の2Bのこの範囲が苦手…」とか。
正体が見えれば、あとは「じゃあこの単語帳のここまでをある程度覚えればいいんだ」みたいに、倒せるサイズの敵に分解するだけです。
どうしても間に合わない…と思ったら
全力を尽くした上で、それでも厳しいと感じた時のために、頭の片隅に入れておいてほしいことがあります。
それは、志望校のレベルを調整したり、併願校を増やしたりすること。
これは「逃げ」なんかじゃなく、未来を考えるための「戦略的な選択」です。
浪人だって、決して負けじゃない。
大事なのは、最後まで自分の意思で道を選ぶことです。
一人で不安だったらぜひ宮入個別指導塾へ!
当塾の講師たちは、どんな生徒さんにも根気強く接し、どんな夢をあきらめさせません!
自分ひとりで不安だったらぜひ一緒に目標を目指していきましょう。
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勉強法が定まっておらず、間に合わないかも!?という焦りが見えたので、とにかく「模試の復習を3周する」ことを徹底するよう指導しました。
間違えた問題をノートにまとめたり、どうしても自力でわからない所は質問をしに来たり。
結果、12月には偏差値が55まで伸び、見事第一志望に合格していきました。