「暗記カード」ってありますよね。
そう、こういうやつです。
暗記カードって手軽にどこでも勉強できるし便利ですよね!
でも今までたくさんの生徒さんを見てきて、思うことがあります。
それは、「意味のある暗記カードの使い方」ができてる人が少ないということ!
ということで今回は暗記カードの正しい使い方・作り方をきちんと説明しますね!
いろいろな暗記カードの種類や特徴も全部まとめて紹介するので、「暗記カード大全」の記事だと思ってもらえれば大丈夫です。
ではいきましょう!
①暗記カードの種類と特徴
暗記カードの種類 | 特徴など |
---|---|
アナログ(紙) | 紙のカードの両面に問題・答えを書いて、リングに閉じてめくる。作るのに少し時間がかかるが、作りながら覚えられる。自分で作るのと、市販のものを使う方法がある。 |
アナログ×デジタル | 専用のノートに書いて、スマホで写真を撮り、アプリに読み込む。スマホさえあればたくさんの暗記カードを持ち運べるのが便利。 |
デジタル(アプリ) | 紙を一切使わず、アプリ上で問題と答えを作って、タップしてめくっていく。間違えたものだけ自動的に選んでくれて、問題にしてくれる機能などが便利。だがSNS、ゲーム、youtubeなど誘惑と隣り合わせなのがデメリット。 |
②定番!紙の暗記カードの作り方
ではまずアナログな暗記カードの作り方を紹介します!
学校とかスマホ使用が禁止されている場でも使えるので、結局これが一番オススメです。
まず暗記カードを購入しましょう!
文房具屋さんとか本屋さんに売ってます。
表に問題を、裏に答えを書いていきます。
あまりゴチャゴチャさせず、わかりやすく書きましょう!
後で説明しますが、暗記カードに載せる内容は絞って、シンプルに作るのがコツです。
英単語・英熟語の暗記カードを作るとき注意!(中3〜高校生向け)
長文や文法の問題を解いていて、わからない単語って出てきますよね。
その単語をすぐに暗記カードに載せてしまう人は注意!
英単語や熟語は、「暗記すべきもの」と「暗記はしないで、問題中に推測すべきもの」があります。
英語って、ちょっと難しめの長文を解いているとわからない単語が無限に出てきますよね笑
これを全部覚えようとしたら、正直キリがありません。
当然、「優先順位の高いもの」から「覚えていなくてもよいもの」があります。
長文や文法は、出てくる全ての英単語がわからなくても解けます。
むしろわからない単語があっても推測しながら解く練習も大事なんですね。
だから、「めったに出てこないから覚えなくていいもの」を暗記カードに書き込んではいけません。
優先順位がおかしくなって、勉強の効率が落ちてしまいます。
じゃあどうやって見分ければいいんでしょうか??
それは、市販の単語帳を一冊買って、その単語帳に載っているかどうか?チェックすればいいのです。
③デジタル×アナログの融合暗記カード
では次に「紙に書いてアプリに読み込んで使う」暗記カードの使い方を紹介します!
一番オススメなのはやっぱり紙だけで使うものなので、サラッといきましょう。
専用のノートに覚えたいものを書きます。
それをスマホに読み込むと、アプリ上で暗記カードになって出現!
「スマホで持ち運びたいけど、自分で書いた文字のほうが覚えやすい」という人にはピッタリですね!
IP67とかIP68とか、防水対応スマホならお風呂でも使えるかも(自己責任で)笑
他にも、暗記“カード”ではありませんが、自分のノートの写真を取って覚えたい部分を隠せるアプリもあります。
こちらは暗記ドリルメーカーというアプリですね!
④暗記カードアプリ
最後に紹介するのは、最初から最後までデジタルですべて完了するタイプ。
アプリ上で単語を入力して、そのままアプリでめくって使います。
WordHolicというアプリが有名ですね!
自分で暗記カードをどんどん作っていって、グループ分けしたりします。
便利なのは、この機能!↓
忘れてしまわないよう、適切なタイミングで復習を促してくれます。
また、テスト機能で覚えていない単語だけピックアップしてくれます。
これはアプリならではの便利機能ですね。
最初の表でも説明しましたが、アプリ系の暗記カードはSNSやゲーム、youtubeなど誘惑と隣り合わせなのが最大のデメリット!
誘惑に負けず集中して使える人なら、アプリもオススメです。
⑤暗記カードの役目って?
さてここまで、いろいろな暗記カードの作り方と使い方を解説してきました。
ここからは、暗記カードを使う時の注意事項です。
もちろん暗記は勉強でとっても大事。
そして暗記カードは、暗記するときにすごく使えますよね!
でも、暗記カードだけで勉強を完結させることはできません。
こんなふうに、勉強は「暗記」と「問題演習」の2段階でできているからです。
たとえば英語だったら、単語を暗記した上で、文読解や文法の問題練習をする必要がありますね。
数学だったら、公式を覚えた上で、実際に問題を解きながら使ってみるわけです。
国語、理科、社会も同じです。
語句や文法、古文単語、化学式や植物の構造、人物名や年号を覚えた後で、問題集に取り組むことが大切ですね!
暗記は勉強で絶対必要なんですが、それだけで終わりにしてはいけません。
必ず問題演習とセットで勉強することが必要ですね!
これが、「暗記カードに書く内容はゴチャゴチャさせない!シンプルに!」と伝えた理由です。
関連することや細かい説明など、たくさん書き込みたくなる気持ちもわかります。
でもそれは、問題演習の役目なんです。
問題を解く時に実際の使い方を学んで、わからなかった部分の解説をよく読みましょう。
(もちろん間違えた問題はまたあとで解きなおしましょう!)
暗記カードは、単純な暗記に特化すべき。
だからシンプルにバッと見てわかりやすく!
これが暗記カードの極意です。
みなさんここを勘違いしている人が多いので、注意してくださいね!