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前橋高校の偏差値と合格ラインは?プロが語る入試完全攻略法

※これからご説明する内容は令和2年度入試のものです。

①前橋高校の偏差値と合格ラインは?

合格率70%の偏差値は67、昨年の最低合格偏差値は後期で57となっています。
合格者の偏差値は意外と幅広いのですが、さすがに57で受験するのはギャンブルに近くなってしまうので、現実的には最低偏差値60といったところでしょう。
もちろんすでに偏差値60を取れているなら、ぜひ67を目指しましょう!

②前橋高校に入るとどんなメリットがあるの?

●学校のペースについていければ難関大合格がほぼ約束されている
●文部科学省指定のSSHクラスがある
●将来に役立つ人脈が広がる
●合格できた事自体が自信になる
●県内どこに行っても通用するので、肩で風を切って歩ける(笑)

合格するのも入学してからも大変ですが、それ以上のメリットがありますね!

やはり10代の多感な時期は、周りの影響を受けやすいものです。
ともに切磋琢磨できる仲間と3年間過ごすことで、考え方や人生観も磨かれて、しっかりした基盤を作ることができるでしょう!

③男子校ってどうなの?

県内の人からすれば、前橋高校や高崎高校など男子校は昔からある伝統校ですし、何ら違和感はないと思います。
でも日本全体を見渡してみると、男子校ってかなり特殊なんですよね(笑)。
県外に出ると「そんな高校ってまだあるの!?」と驚かれます。

かく言う私も高崎高校の出身です。
1年に1度の文化祭が同年代の女子と出会う貴重なチャンスで、みんな気合を入れていましたねー(笑)。
ただ実際のところは、恋愛にうつつを抜かしている余裕もありませんが。

大学に入って共学に戻った時は、クラスに女性がいることに少し戸惑うこともありましたが、2か月もすれば慣れます。
もともと中学校までは共学だったわけですし。
男子校3年間のせいで女性恐怖症になったとか、そういう話は聞いたことがありません。

④どんな勉強をすればいいの?

皆さん、前橋高校に合格する生徒さんって、どんな勉強をしていると思いますか?
実際のところを挙げてみましょう!

前高に合格する生徒の勉強
●学校の授業でボーっとせず集中する
●先生が言ったこと・板書したことをノートに書く
●学校の宿題を期限までにちゃんとこなす
●テスト前に学校のワークを繰り返し解く
●テスト前にノートや配布プリントを見直す
●副教科(音楽美術保体技家)もがんばる

こんなところです。

「あれ、なんか普通…?」と思った方。
そう、その通り!
ごく当たり前のことを、ちゃんとやっているだけなんです!

もちろん受験直前は過去問を使って本番を想定した演習をしますが、それは3年間のうちごく一部の期間だけです。
基本的には、上記のような勉強をしていれば前橋高校だって高崎高校だって合格できますよ。
これは逆に言えば、『当たり前のことがちゃんとできている人がいかに少ないか』という証明ですよね。

ノートひとつとっても、前橋高校に合格するレベルの生徒さんと、そうでない生徒さんのものを比べると、違います。
前者のノートには書いてあることが後者のノートには書いてなかったりします。
でも、後者のノートの生徒さんに「こういう事、先生が言ってなかった?」と聞いても、「そんな事言ってなかった!」と言い張るわけです。
他の生徒はメモしているのですから、言ってないわけないんですけどね(笑)。

こういう事の積み重ねが大切なんです。
当塾ではノートの取り方から学校の宿題の正しいこなし方まで、細かくサポートしています!
気になる方はぜひ一度ご連絡下さい。

⑤学年順位で何番目くらいにいればいい?

一番最初に偏差値と合格ラインの話をしましたが、これを学校のテストに換算するとどうでしょうか。

定期テストで考えれば5教科450点が重要で、順位だと男女別学年順位で10位以内くらいが目安ですね!
15位くらいでも可能性はありますが、20位より後ろにいってしまうと相当厳しいでしょう。
できれば5位くらいがベストです。

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⑥生徒会・学級委員長・部長・委員会長はやったほうがいいのか?

結論は、「無理してやる必要はない」です!

もちろんやれば特活点という得点が本番に加算されますが、前期でMAX15点/100点、後期にいたってはMAX10点/768.33点です。
これは正直、コスパが悪いです(笑)。

前期でメインに加算対象になるのは主に部活の大会実績ですから、これらの委員長とか生徒会は5点にも満たないんじゃないでしょうか。
(本当のところは前高の先生しか知り得ませんが。)

後期ではそもそも合計約768点のうち最大でも10点にしかなりません。

生徒会とか、率先してリーダーシップを発揮するような性格の生徒さんだったらぜひやってみる価値があると思いますが、性格的に合わないのに無理してやるメリットは薄いですね。
そちらに時間を割かれたり、ストレスで勉強に支障が出てしまったら、本末転倒です。

⑦スポーツで前期を狙うには、どのくらいの大会実績が必要?

前期試験の募集要項には「県大会出場」まで記載がありますが、実際出場しただけでは難しいです。
できれば県大会4位以内に入った実績があると安心です!

⑧《募集要項》入試形態について

では、ここからは募集要項に沿って細かく見ていきましょう!
本格的に目指している方に向けて書きます。

まず募集定員は280名で、そのうち前期で30%、後期で残りの70%を取ります。
私立併願で農大二高など滑り止めを確保し、公立は前橋高校一本でいくなら、前期も後期も前橋高校を受験する形でよいでしょう。

生徒会長や県大会4位以内・関東大会出場、あるいは読書感想文や数学オリンピックで目立った実績のある生徒さんは、前期合格を狙うことができます。
それ以外の生徒さんでも前期のチャンスはありますが、受かる人数が少ないので、あくまで後期試験で合格することを想定して勉強を進めるのが良いでしょう!

ちなみに試験は前橋高校の校舎内で行われます。
合否を分ける勝負がまさにその志望校で行われるというのは、とても緊張するものです。
このアウェイな環境でも実力を発揮できるよう、精神・学力ともに鍛えておく必要がありますね!

では前期・後期ごとにポイントを解説します!

⑨前期試験対策

評定点 特活点 総合問題 面接
50点 15点 30点 5点

これが前期試験内容と配点表です!
一番大切なのは、言うまでもなく配点が一番高い評定点(通知表のこと)ですね。

評定

評定の中には傾斜があり、1年次・2年次よりも3年次に重きが置かれ、2倍になります。

実際の中身としては、オール5までは必要ないとしても、3はゼロで4と5のみ、さらに4よりは圧倒的に5のほうが多いという状態の受験生が大勢です。
部活等で目立った大会実績があれば多少3があっても許されますが、そうでなければ3がある時点でかなり厳しいと思ったほうがよいでしょう。
評点に自信がなければ、後期に賭けたほうがいいです。

特活点

先ほども説明しましたが、部活の大会実績・その他クラブでの活躍・生徒会活動・読書感想文・数学オリンピックなどがあります。
特にここが秀でている生徒さんは、それだけでほぼ内定をもらうことも可能なようです。
部活によっては中学時代から高校生相手に練習試合をするところもあるので、そういう縁で前橋高校の部活顧問の目にとまると、優遇してくれる可能性が高まります。
(募集要項にも「特別な事情を有すると認められる受検者に対しては、上記(1)(2)の選抜方法によらず、本校の教育を受けるに足る能力・適正等を判定して選抜を行う」とちゃんと書かれていますから。)

ただ、そういうコネだけで入学してしまうと、勉強についていけなくてツラい学校生活を送ることになるので、あまりおススメはしませんが…(笑)。

総合問題

評定の次に配点が高いですね!
正直なところ評点はみんな似たか寄ったかで差がつかないので、ある意味この総合問題こそが合否を分けると言えます。

これは前橋高校のホームページに過去問が載っているので、そちらをご覧になったほうが早いでしょう。

読解で出てくる本文(英語・日本語とも)自体はそこまで難解ではありませんが、それを受けて書かなければいけない記述にかなり思考力が試されます。
いくらでも時間をかけていいですよ、という作文ならみんな完璧な内容で仕上げられるかもしれませんが、これは制限時間があります。
その中でビシッとまとめるには普段から論理的な思考力を養い、自分の意見を持ち、表明する習慣が必要ですね。

そのほかにもグラフの読み取りや文章問題などで、理科社会の力も総合的に試されます。

前期の総合問題に特化した訓練をすることは可能ですが、それ相応に時間がかかること、またせっかく練習してもコネや部活の実績を持った生徒たちに定員を埋められてしまうとひとたまりもないので、あまり神経質にならないほうが得策です。

後期対策をメインに進めて、そこで培った力を応用して合格できたらいいな、というスタンスでいいのではないでしょうか。

面接

人並みに練習して、人並みに答えられれば大丈夫です!
就職面接のように「何か印象に残るパフォーマンスをしなくては!!」と無茶をする必要はありません(笑)。

ただ最低限のマナーや、よくある質問に対する準備はしておかないと危険です。
もし不安があれば当塾で面接練習もできますので、ご活用下さい!

⑩後期試験対策

学力検査 調査書 特活点
650点 108.33点 10点

後期試験はとにかく本番の点数が大事!!
ここを押さえるためには、まず普段から「当たり前の事をちゃんとやること」が大切です。
その上で、3年生の夏ごろから入試本番を想定した練習を少しずつ組み込んでいきます。

もし今「当たり前のことがきちんとできていない」生徒さんや、受験まで時間がない!という生徒さんは、ぜひ当塾にお任せ下さい!
日ごろの学習の仕方から入試本番のテクニックまで、フルにサポートすることが可能です。
一人で不安なら、プロの力をお貸しいたします!
気になる方はぜひ一度お問合せ下さい。