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書く暗記方法は効率悪い?良い?現役講師が経験に基づいて解説!

授業もしている教室長のみつです!

皆さん、暗記の勉強をするときはどうやって覚えていますか?

・書いて覚える
・書かずに見て覚える

どっちのほうが効率がいいのか、悩みますよね。
今回はその疑問について解説をしていきます!

①書く暗記法の効果とコツ

書く暗記方法は五感のうちの多くを動員するため、学習効果は高いです!

見るだけですと視覚しか使いませんし、聞くだけだと聴覚しか使いません。
対して書く暗記方法は触覚と視覚の2つを使うので、効果が高いんですね。

文字を書くことで、頭が記憶するだけでなく、手や体が覚えるということもあるのでなるべく文字を書くことをお勧めします。
また、声に出しながら書くことでさらに聴覚も使うことができ、さらに学習効果が高まります。

人間が物事を記憶するためには、見る回数を増やし、思い出す回数を増やすことが大切です。
そうすることで脳に負荷がかかり、その結果脳が
「これだけ頭を使うということは大事なことなんだな!」
と判断してくれます。

いつも通る道や何度も見た映画のセリフはすぐに思い出せますよね!
そのため、できる限り見る回数や思い出す回数を増やすことが、暗記のためには必要だと言えます。

私が学生時代にやっていた勉強法を少しご紹介します。
『メモリーツリー』と呼ばれる勉強法です。

何も書いていない紙に、覚えたこと(英文や年号など)を何も見ることなしに書き出して、その後その内容が合っているか確認するという勉強法です。

この勉強法では、何もないところから自分の記憶だけを頼りに英文や物事を思い出して書き出します。
脳にかなり刺激を与えることができるため、とても効果のある暗記法です。

②効率性はどうなのか?時間がかかるデメリット

しかし、書く暗記方法は他の暗記方法に比べて時間を要しますよね。
手が疲れて結果として勉強時間が少なくなってしまうというデメリットもあります

また、ただの“作業”にならないよう注意する必要もあります。
どういうことかと言うと、書くことだけに集中するあまり、『記憶するんだ!』という意識が薄らいでしまい、結果として何も覚えていないという危険性もあるのです。

そのため勉強する科目や内容に応じて暗記方法を変えていくことで、より効率よく暗記することができるようになります!
以下に、科目別に書く暗記方法をどう使い分けるか?簡単にまとめたので参考にしてみてください!

③科目別!書く暗記方法の使い分け

国語

漢字においては文字を覚えるために必ず書いて覚えましょう!
古典単語は書かされる機会はないと思うので、周回のペースを増やすために赤シートなどで隠して意味を確認する練習をしましょう。

数学

ワークの1、2周目は必ず手を動かしましょう!
数学は「問題と解き方をセットで覚える」というより、単元と解き方の考え方をセットで覚えると色々な問題に対応しやすいです。

例えば、連立方程式の文章題なら、求めたいものを基本的に二つの文字で置いて、文章の条件通りに二つの式を作れば解けるなという感じですね!

そのため3周目くらいからは実際に計算するよりも問題を見て、「どのように解いていくか」の道筋を頭に思い浮かべるようにするといいと思います。

英語

英単語はスペルを書く問題があるなら書いて、意味だけわかれば良いなら書かずに赤シートや暗記カードで覚えましょう。
教科書の文章などは声に出して音読すれば重要例文を覚えることもできるし、リスニングの練習にもなるので、音読しましょう。

理科

答えの漢字が書けるなら赤シートなどを使って覚えていきましょう。
しかし、記述の問題などは自分では一見同じことを言っていると思っていても解答のポイントを取れていないということもよくあるので、1、2周目は問題を解いて書いた方がいいと思います。

社会

歴史上の人物や出来事が漢字で書けるまでは手を動かしましょう。
漢字が書けるようになったら赤シートなどを使って覚えたほうが効率的です。

④まとめ

基本的な方針として、単語のように意味を覚えるだけの時は目に入れる回数を増やすために書かずに赤シートで勉強する方が良いですが、テストまで2週間以上あったり受験まで1年以上あるなど、時間に余裕がある状況なら問題を解いて書いた方が結果的に早く覚えられることが多いです。

書く暗記法は科目や勉強するものによっては最大限の効果を発揮します。
どの暗記方法をやるにしても人間の記憶のメカニズムを理解することが大事であると言えます。

人間の記憶のメカニズムに則って勉強のスケジュールを立てることで効率よく学習を進めることができます。

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