(1)【定期テストの成績が伸びない】原因の8割とは
まずは「塾に通っているのに、学校の成績が上がらなくて困っているよ」という生徒さんの場合!
原因はズバリ、『塾の授業が学校の内容と一致していない』ことです。
伸びない原因:
『塾の授業≠学校の授業』になってしまっていること!
「一致してないって、そんなことあるの…?」とお思いの方。
塾の授業を振り返ってみて下さい。
●塾では学校の提出課題ワークを使いますか?
●学校で配られたプリントの解説をしてくれますか?
●学校の授業ノートをチェックしてくれますか?
おそらく、ほとんどの塾ではやらないでしょう。
塾で使うのは、基本的に塾用の教材や塾のプリントです。
要は「やっている“単元”は一緒でも、“教材”が違う」という状態ですね。
でも、学校とは別の教材で成績が伸びる生徒さんは、学校の基礎が身についている生徒さんに限られます。
定期テストでいえば、各科目で平均点+20点くらい取れている生徒さんですね。
そうでない生徒さんが学校以外の教材に手を付けても、知識がゴチャゴチャに混乱してしまい、浅く広くという状態になってしまいます。
そもそも、学校の先生はどうやってテストの問題を作るのでしょうか。
○○塾で印刷しているプリントを参考にするでしょうか?
△△塾で使っている塾用教材から問題を引っ張ってくるでしょうか?
そんなことしませんよね。
学校の先生は、「授業で使っている教科書や課題ワーク・プリント」から問題を作成するのです。
もちろん、完全に同じ問題ということは少ないかもしれません。
ちょっと数値が変わっていたり、視点が変わっていたりする可能性は高いでしょう。
それでも、まずは学校のものをちゃんと理解して覚える必要がありますよね。
これはハイレベルな高校や中高一貫校の定期テストでも言えることです。
もし生徒さんがまだ平均点+20点に到達していないなら、まず学校の教科書・ワーク・プリント・ノートに集中する必要があります。
1度解いただけでは定着しないので、2度3度と繰り返し復習して下さい。
そう考えると、学校のものだけでもけっこう量がありますよね。
まずは学校の教材をしっかり押さえよう!
そのため、当塾では授業で使用する問題集をフリーにしています。
学校の理解が優先な生徒さんは学校のものを、もっと90点以上の高得点を狙いたい生徒さんには他の市販の問題集を薦めたり、その生徒さんが使いたい教材を使っています。
そのような塾が皆さんの近くにあれば、一度検討してみてはいかがでしょうか。
(2)【受験対策で偏差値が上がらない】原因の8割とは
今度は「入試対策で塾に通わせてるのに、点数が全然伸びない!」とお困りの方へ!
以下の2つのパターンが、原因の8割を占めます。
②塾でやった内容を復習していない
①さかのぼり学習が必要なのに、塾でやっていない
『さかのぼり学習』とは?
→前の単元にさかのぼって勉強すること!です。
たとえば数学の図形だったら、こんな感じで各学年の内容がつながっているわけです。
前の学年を理解していないと、次の学年でつまづいてしまうんですね。
高1でつまづいたら中3に戻り、そこも定着していなければ中2に戻り…
そんな具合でさかのぼり学習をしていきます。
もしさかのぼり学習が必要なのにやらないでいると、どんどん次の単元がわからなくなってしまいます。
絶対に必要なことなのですが、塾によってはこれが難しい場合があります。
まず集団塾の場合。
誰かひとりの生徒に合わせてさかのぼり学習をすることができないので、難しいでしょう。
あるいは1対2の個別指導などで、担当の先生がコロコロ変わる場合。
その生徒さんの苦手がきちんと引き継ぎされていないと、やってくれません。
あとは、単純に塾の先生の認識不足や手抜きという場合もあります。
いずれにせよ、もし生徒さんが「自力で苦手を把握し、さかのぼり学習ができる」のでない限り、ちゃんとやってくれる塾のほうがよいでしょう。
生徒に合わせてさかのぼり学習をやってくれる塾がオススメ!
②塾でやった内容を復習していない
受験対策で伸び悩んでいる生徒さんの原因2つ目ですね!
人間、誰だって一度覚えたことも忘れます。
(石井貴士著 1分間英単語より)
1日経ったら74%忘れるというデータがあるくらいです。
塾でやったことも、復習しなければ確実に記憶から抜けていきます。
まるで穴のあいたバケツに一生懸命水を注いでいるようなものです。
穴をふさぐ(=知識が抜ける前に復習する)必要があるわけです。
塾では基本的に、やったことを復習するように課題が出ます。
この課題、生徒さん全員がきれいにやってくれればいいのですが、なかなかそうはいきません(笑)。
忘れたり言い訳してやってこなかったりする生徒さんが半数近いのが現実です。
そうした時、きちんとフォローしてくれる塾なら、成績が伸びます。
やらなくてもほったらかし状態に近い塾だと、成績は伸びません。
当塾では、課題をこなせなかった場合には「なぜ終わらなかったのか」「やる気の問題なのか時間の使い方の問題なのか」「課題の重要性を認識しているか」ということまで突っ込んで生徒さんと話をしていきます。
叱るわけではなく、どうやったら終わるようになるのか、しっかり話し合うといった感じですね。
それでも解決しない時は、勉強をする意味自体を考え直したり、どんな大人になりたいのかというさらに深い話まで掘り下げていきます。
何としても、『やらなくてもいいや』という悪習慣をつけさせないことが大切です。
塾で習った内容も復習する必要がある!
自主的に復習する習慣がない生徒さんは、きちんと課題管理を徹底してくれる塾がオススメ。
(3)塾に通い始めたら成績が下がる生徒の特徴と解決策
成績が上がらないだけでなく、塾に行き始めたら成績が下がる生徒さんもいますよね。
お金をかけて塾に通わせているのに。
なんとも不思議な現象です(笑)。
でも原因はシンプルで、単純に「塾に通っていることに安心して、なおさら自分でやらなくなるから」です。
そんな人いるのか!?と驚くかもしれませんが、15人に1人くらいでしょうか、実際にいます。
解決策は先ほどと同様、塾の授業以外でもちゃんと勉強することです。
このパターンの生徒さんはとにかく自主性が欠けているので、正しい勉強のやり方と習慣がつくまで根気強く接する必要があります。
当塾の場合は自習スペースがありますので、家で集中できない生徒さんには自習に来るよう声をかけております。
自習に来てさえくれれば、常にとはいきませんが時々様子もチェックできるので、勉強のやり方含めアドバイスをすることができます。
ぜひ今回の内容を参考にしてみて下さい!
“塾の授業だけ”に任せて安心すると成績が下がることも!?
そんな生徒さんには、普段の勉強習慣まで見てくれる塾がオススメ!
興味のある方はぜひ1度お問合せを!