①数学の特徴
“積み重ね”学習の数学は、しっかり前にやった単元も理解していないと点数が取れない科目!
必要に応じて、前の単元に戻って復習もしていきましょう。
とは言っても、やみくもに復習するのでは効率が悪いですね。
「今やっている単元につながっている所」にしぼって、復習をしましょう!
(系統図:啓林館)
例えば、中3の『関数』の単元がわからないなら、2年生の『1次関数』に戻る。それでも忘れていたなら、1年生の『比例、反比例』に戻る。
といった感じですね。
それ以外の復習をしても、直接はつながらないので非効率です。
そうやって、わからない所をそのままにせず、着実に進んでいけば確実に得意科目にしていけます。
定期テストの勉強も、基本的には学校のワークがメイン+市販の問題集を少しやっておけば90点キープができます。
あとは、90点代キープに欠かせないのが、計算ミス(ケアレスミス)をしないこと!
計算ミスが多い人は、練習で意識して多めに問題を解く必要があります。
「わかっていたのに、ミスした」というのは、単純に練習不足です。
問題を解くときの”余裕”がない証拠ですね。
余裕が生まれるまで、とにかく練習する。
それ以外に特効薬はありません。
またたくさんミスをする中で、自分のミスりやすいパターンにも気づくでしょう。
『移行した時に符号を逆にし忘れる』『通分の時、分子の一部に数字を掛け忘れる』『別の紙に書き写す時にミスりやすい』などですね。
ケアレスミスも実力のうち!
点数を落としていることには変わりないのです。
②90点を取る勉強法とは
※学校によって使われるテキストは異なります。
◆課題のワーク
これが一番大事!
3~4周くらいやりましょう!
間違えた所&自力でできなかった所にしぼってくり返し。
1回目、2回目は教科書やノートを見てやっていいですが、3回目以降は自力でやりましょう。
テスト本番は、自力で解かないとですからね。
また、答えを覚えるのではなく、「解き方」を理解しておきましょう!
テストでは、ワークと似た問題がたくさん出ますが全く同じ問題は出ません。
数字が変わったり、ちょっと別の角度から出てきたりします。
課題ワークをスタートするのは、提出物の範囲表が配られてからでは遅いので注意!
学校の授業が進むのと同じスピードで、家に帰ってきてから進めましょう!
◆教科書
数学の場合は、教科書はそこまで重要ではありません。
授業や宿題で「章末問題」をやった場合は、そこだけ確認しておきましょう。
1~2問くらい出てくる可能性があります。
◆授業ノート
授業ノートもそこまで重要ではないですね。
確認するとしたら、授業中にやった、先生がオリジナルでつくった問題だけ。
なければ、大丈夫です。
もしケアレスミスが多いなら、一応ノートを見返しておきましょう。
授業中にやってしまったミスを見返して、次に活かす。
あるいは、先生が「その単元でミスが起きやすいポイント」を解説しているかもしれません。
◇学校以外の問題集
基礎~応用までまんべんなく入っている問題集を、1冊用意しておきましょう!
テストで、ちょっとひねった問題が出てきたり、別の角度から問題が出てきた時に対応できるよう、問題量をこなしておくためです。
かける時間の割合は、
学校のワーク:市販の問題集=7:3くらいですね。
もし学校ワークが簡単と感じるなら、6:4くらいでもいいです。
あくまでもメインは学校ワークであることは忘れずに。
学校の先生は課題で出しているワークを参考にテスト問題を作成するからです。
ちなみに学校ワークだけの勉強だと、頑張っても85点止まりでしょう。
90点オーバーするため、少し別の角度からも練習しておきましょう、といった感じですね。