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中学生の定期テスト(中間期末)、平均点の目安・本質とは?勉強のコツも伝授

①平均点ってどれくらい?

まず結論平均点=だいたい60点!

公立中学校の定期テスト(中間・期末)であれば、各科目の平均点は60点くらいです!

ただ、テストの難易度によってはもう少し高くなったり低くなったりします。
テストが簡単なら平均点は70点くらい。
難しければ、50点くらい。

あるいは、私立や中高一貫校などで特に難しいテストが出た場合は、平均点が50点を切ることもありえます。

基本的には、テストを作成する際に平均点=60点くらいにするのが望ましいと言われています。
実力のある生徒にはより高い点数を取らせ、勉強していない生徒は低くし、差をつけるためにも平均を60点くらいにするのがちょうどよいからです。

②改めて知りたい、平均点とどう向き合えばいい?

平均点は個票(=テスト結果の横長の紙)にも書かれていますし、基準として考える人が多いですよね。
でも平均点を“基準”として考える時には、1つ注意点があります!

注意:平均点だけでは実態がよくわからない!

平均点=(全員の点数の合計) ÷ (人数)

ですよね。

すごく簡略化して考えるため、学年全体の人数が3人だとしましょう。
(本当に3人だったら学校が成り立ちませんが、あくまで例です笑)

【パターン1】みんな平均付近に集中

生徒A 生徒B 生徒C →平均点
55点 60点 65点 60点

【パターン2】一部優秀な生徒が平均を引き上げている

生徒A 生徒B 生徒C →平均点
40点 40点 100点 60点

【パターン3】一部低い生徒が平均の足を引っ張っている

生徒A 生徒B 生徒C →平均点
10点 85点 85点 60点

3つパターンを挙げましたが、どれも平均点は同じ60点です。
ここで、あなたが60点を取っていたとしましょう。

パターン1の場合は、60点取れていれば悪くありません。
ごく普通の位置にいます。
また、少し点数が上がれば、順位も一気に上がるという特徴があります。

パターン2の場合は、60点取れていればとても良いです!
一部優秀な生徒によって平均が高くなってしまっていますが、大半の生徒は60点に届いていません。
ですので60点取れていれば、全体の中で見た時に高い位置にいることになります。

パターン3の場合は、60点では低いです。
一部点数の低い生徒によって平均が下げられていますが、大半の生徒は60点を超えています。
ですので、60点では全体で見た時に低い位置にいることになってしまいます。

このように、平均点だけでは、自分がどのレベルにいるのか正確に把握することができません。
平均点を超えた・超えていないだけでは、実力を図りきれないということです。

一番いいのは、『偏差値』を基準に考えることです。
偏差値は、生徒全体の点数の散らばり具合も加味して、数字を出してくれます。
より正確なレベルが把握できますね!
(統一テストが重要な理由はココです!)

しかし現実的には、中間・期末テストで偏差値を出してくれる学校はまずないでしょう。

ですので定期テストの場合は、結局は平均点を基準に考えるしかないのですが…笑

もちろん平均点はまったく参考にならないというわけではありません。
万能ではありませんが、それを知った上で、しっかり向き合う必要はあります。

なかなか平均点を超えられない科目があるなら、まずは平均点を超えることを目標にすべきだと思います。

③群馬県内 平均点で合格見込みのある高校リスト

中学校の定期テストで平均点くらいを取っていると、どのくらいの高校を目指せるのでしょうか。
群馬県内で見てみましょう!
※あくまで目安です。もっと詳しく知りたい方は個別にお問い合わせ下さい。

合格率 前橋エリア 高崎エリア
70%以上 勢多農林、前橋清陵 吉井
55%程度 前橋工業、前橋西 高崎工業、高崎商業
40%程度 市立前橋、前橋商業 なし

【表の見方】
70%以上…十分合格できる
55%程度…あと一歩で合格できそう
40%程度…現状厳しいが頑張れば無理ではない

④これで平均点は取れる!重要ポイントを伝授

お伝えしたとおり、平均点というのは万能の基準ではありません。
ですが、最も身近でわかりやすい指標ですので、まずはこれをしっかり超えましょう!
以下の考え方・勉強法を用いれば平均点は確実にクリアできます。

平均点GET 3つのポイント1.範囲表をよく読むべし!
2.繰り返し解くべし!
3.テスト1週間前は誘惑を断ち切り集中!

ポイント1 範囲表をよく読むべし!

みなさん、範囲表はよく読んでいますか??
テスト2週間くらい前に配られる、アレです。

テスト範囲表には勉強法のヒントがいっぱい!

範囲表に書かれているのは、「出題範囲の情報」だけではありません。
「こういう問題を出すよ」「ここを勉強しておいてね」という先生からのメッセージも込められているのをご存知でしょうか。
先ほどの画像を拡大して、理科の部分を見てみましょう。

期末テスト理科の範囲表

範囲表からわかる理科の対策

●「ワークからは知識を問う問題が多く出ます。繰り返し行い、知識に漏れがないようにしましょう。」
⇒課題のワークから問題を出すと明言していますね!
しかも、「知識を問う問題」ということは『1問1答』の問題を多く出しますよ、という意味です。
(逆に言えば、記述問題はあまり多くないよという意味ですね。)
ですので、課題ワークの右側の回答欄を隠して、何度も暗記する勉強法が有効ということになります。

●「授業でのノートの流れを確認し、どのように考えどのように考察したかを思い出しておきましょう。」
⇒ノートからも出題すると明言しています!
授業中に行った実験で、ノートに書いた『考察部分』が出る可能性が高そうです。
こちらは自然と記述問題になるでしょう。
課題ワークからは一問一答が、ノートからは記述問題が出ると予想できます。あとは書かれていないので、資料集の優先順位は低いということになります。

このように、範囲表をよく読むと勉強法のヒントが転がっているんですね!
闇雲に勉強するのではなく、先生からのメッセージを正しく受け取って勉強すること。
ココを押さえれば平均点が取れるようになります。

ポイント2 繰り返し解くべし!

エビングハウス忘却曲線
人間は忘れる生き物です。復習が大事!

中学校の定期テストは、1年に5回くらいです。
2ヶ月以上かけて勉強した内容が、1度のテストで一気に試されます。

さて皆さん、1ヶ月も2ヶ月も前に勉強した内容、放置したままで記憶に残せますか?
当然無理ですよね。

テスト本番で、勉強内容をきちんと覚えているためには、繰り返し練習する必要があるのです。

平均点以上をキープできている生徒さんは、ここをしっかり理解していて、課題のワーク等を2周以上解き直しています。
(90点以上キープしている生徒さんは4周以上繰り返した上で、別の問題集にも少し取り組んでいます。)

ですが平均点に満たない生徒さんは、1度やっただけで終わりになってしまっています。
モチベーションとしては、「1回やって提出しとけば怒られないでしょ。」という感じですね。
“果たして本番まで覚えていられるか?”“テストで点数に結びつくか?”という思考がありません。

仮に、いつも90点以上をキープしている生徒さんに「今回のテスト勉強は、ワークを1回しかやってはいけません。」と言ったらどうなるでしょうか。
おそらく、50点くらいしか取れないと思います。

正しいペースで、適切な回数を繰り返すこと。
これが全科目に共通する大事なポイントです!

ポイント3 テスト1週間前は誘惑を断ち切り集中!

学習計画表
当塾で使用している1週間の学習計画表です

本当は2週間前からと言いたいところですが、1週間前にならないと部活が休みにならなかったり、クラブチームの練習がある生徒さんもいると思いますので…
最低でも1週間前からはテスト勉強に本格シフトしましょう!

少しの気分転換はよいとして、学校から帰ってきたら、基本的には寝るまで勉強です。
ダラダラと何気なく時間を潰す生活はNGです。

スマホやゲームも、完全ゼロとは言いませんが、時間を決めて抑えつつ勉強に集中します。
当塾の生徒さんにもいつも伝えていますが、メリハリが大切です。
息を抜く時間をゼロにして机に向かっても、だんだん集中力や効率が落ちてしまいますので。
本当に切り替えが大事ですね!

一番よいのは、テスト1週間前の毎日の過ごし方を時間帯ごとに決めて、書いておくことです。
ここで先に気分転換する時間も決めてしまえば、言い訳はできなくなります。

いつも平均点に満たない生徒さんは、テスト1週間前も、今までと同じ過ごし方をしてしまっています。
それ以外の時期にあまり勉強できていなくても、意外と1週間前にグッと集中すれば点数は伸びます。

以上、平均点をしっかり確保するために大事な3つのポイントでした!

とは言っても、「それができれば苦労しないよ…」「頭ではわかってても体が動かないんだよな…」という生徒さんもいると思います。
そんなときは私たちが強力にサポートしますので、お気軽にお問い合わせ下さい!