こんにちは!
通信制・不登校担当のりなです。
今回は、独学で通信制高校から大学受験に挑みたい方に向けて情報を発信していきたいと思います。
私が指導してきた経験も踏まえて書いていきます!
結論から言うと、通信制高校から独学で大学受験合格は可能です!
可能ですが、通信制高校は全日制の普通科高校と比べて合格率が低くなっていまう傾向にあります・・・。
なぜ合格率が低くなってしまうのか?
という事に加えて、
どんな生徒さんなら独学で大学受験に挑むことができるのか?
どんな生徒さんだと独学での合格は難しいのか?
2つのタイプ別に分けてご説明します!!
通信制高校の大学進学合格率が低くなる理由
①【理由1】通信制高校のカリキュラム
②【理由2】自己管理の難しさ
通信制から独学で大学受験に成功する人
③自分のレベルと志望校の距離を正しく理解できている人
④合格した人に共通する勉強法を真似できる人
⑤やるべき事の管理ができ、継続できる人
⑥目標から逆算して計画を立て、実行できる人
⑦情報を集める力がある人
通信制高校から独学では難しい人
⑧志望校のレベルが把握できていない人
⑨自己流を貫こうとする人
⑩いろいろな参考書を使用し、中途半端に終わってしまう人
⑪具体的な目標がない人
⑫無理のある計画を立てている人
通信制高校の大学進学合格率が低くなる理由
①【理由1】通信制高校のカリキュラム
通信制高校で単位を取得することで「基礎力」をつけることは可能です。
しかし、大学受験には基礎力+αの学力が必要であり、自分に足りていないもの、受験に必要な対策は自分でどうにかしなくてはなりません。
文部科学省の調査によると通信制高校に通っている目的は「高校卒業資格が取りたい」が1位。
そのため、通信制高校が進学を見据えたカリキュラムを用意してくれているかと言うと、少し疑問が残る所です。
②【理由2】自己管理の難しさ
独学で受験に必要な素養を身につけるのは、簡単でありません。
受験成功には受験日当日から逆算した学習計画を立て、自分に効果的な学習方法を客観的に分析し、受験日までに学力を持っていく必要があります。
もしこれらを効果的に分析し導いてくれるプロが近くにいるなら、心強いかもしれませんね。
通信制から独学で大学受験に成功する人
③自分のレベルと志望校の距離を正しく理解できている人
現状から大きく離れた志望校になっていないでしょうか?
自身のレベルを知る方法は「模擬試験」があります。
通信制高校から紹介される模擬試験の他にも、大手予備校の模擬試験を積極的に受験してみてください!
模試を受けることで、志望校判定はもちろん、自分の苦手な分野を知ることができます。
また、成績表には自分の弱点を克服するためのアドバイスが書かれていることが多いです。
それらのアドバイスを参考にすると、対策するべきことが明確になってきます!
④合格した人に共通する勉強法を真似できる人
勉強方法は数多くありますが、受験に成功した先輩達には共通した勉強方法がいくつかあります。
そのうちの一例を挙げると、
●自分のレベルや志望校のレベルに合った問題集を徹底的に繰り返すこと
●人間は忘れる生き物なので、適切なタイミングで反復をすること
●得意な科目と苦手な科目の時間配分の仕方
などです。
もし、本当に成績が上がる勉強ができているか不安な方は、ぜひ一度気軽にご相談下さい!
せっかく頑張っていても、勉強法が違っていたら悲しいですからね。
どんな生徒さんでも対応しますよ!
⑤やるべき事の管理ができ、継続できる人
以前私担当していた生徒さんの話を少ししましょう!
その生徒さんは、初めて会った頃「何をやればいいかわからないから、やるべきことを管理してほしい」と希望していました。
そこで、まずは宿題を日割りで出して、実行することを目標にしていました。
しかしこのままでは、「先生の計画を実行できる」だけで「何をやればいいかわからない」と言う根本にある問題点を解決することができません。
次のステップとして、一緒に計画を立てるようにしました。
授業があるごとに、次回までの課題を一緒に決めました。
そして回を重ねるごとに、生徒さん自身でやることを決め、計画通りにやってくることを目標にしていきました。
すると、自分で考え実行する癖がつくので、日頃の生活の中でも自分のやるべきことが明確になり、弱点を自覚し、積極的に質問してくるようになりました。
結果成績が上がり、見事第一志望校に合格することができました!
最初は自分のことを見てくれるプロの人のお世話になり、ペースが掴めたら自分でやってみるのがおススメです。
⑥目標から逆算して計画を立て、実行できる人
受験日は待ってくれません。
志望校の受験日までに自分に必要な知識を備える必要がありますね。
そのためには、受験日から逆算をして、「いつまでに何ができるようになっていると良いのか」を計画し、実行することが大切です。
受験日当日に最高のパフォーマンスができるように、やるべきことを「1ヶ月単位」「1週間単位」「1日単位」と逆算していくとよいでしょう!
⑦情報を集める力がある人
日本には781大学、2437学部、5206学科があります(2020旺文社教育情報センターより)。
同じ名前の学部・学科でも、研究内容が違うこともあります。
また自分が目指す方向性が決まることで、それに直結した受験勉強を進めることができますね。
もし情報収集が不足していて、受けるべき大学を見逃してしまうと非常にもったいないです。
情報を集めることは、問題集を解くのと同じくらい重要です。
通信制高校から独学では難しい人
⑧志望校までの道のりを把握できていない人
実力よりはるか上のレベルを目指している生徒さん。
合格までの道のりは見えていますか?
高い目標を立てること自体は良いことですし、それによりモチベーションが上がることもあるでしょう。
でも、「本番何点取る必要があるのか」「どんな問題が出るのか」しっかりと把握していますか?
逆転合格を目指すためには、具体的にどうしたら合格できるのかよく考えることが大切です。
⑨自己流を貫こうとする人
受験勉強をしていると、「勉強をしなくてはいけない!!」と言う焦りから視野が狭くなってしまいがちです・・・。
自己流の学習法で成績が上がらないままにすると、いくら長時間勉強時間を設け、たくさんの問題を解いても合格に近づくことができません。
⑩いろいろな参考書を使用し、中途半端に終わってしまう人
次から次へと新しい参考書を解き初めていませんか?
「自分の使っている参考書で足りるのかな?」「他の受験生は違う参考書使ってた。そっちの方が良さそう・・・」など、不安になってしまう気持ち、よーくわかります!!
ですが、全てが中途半端になってしまっては、ずっと足踏み状態です。
1つの参考者をボロボロになるまでやりこなすことができるときっと実力も上がってくはずです。
⑪具体的な目標がない人
漠然とした目標だと、モチベーションを保つのが難しいですよね。
特に受験勉強は、体力的にも精神的にも、とてもエネルギーを使います。
そんな時に、具体的な目標があることは、自らを奮い立たせ勉強をする気持ちにさせる良い材料になるのです!
⑫無理のある計画を立てている人
計画をたくさん詰め込みすぎていないでしょうか?
計画通り勉強が進むのが理想ですが、実際、思うように進まないこともあります。
計画は後々調整できるように少し余裕を持たせるのがコツです!
そうすれば、精神的にも追い込まれすぎず、受験勉強を続けることができます!
正しい勉強を効率よくやるのが入試突破の近道!
今回は、通信制高校から希望の大学へ合格するためのハウツーを解説してきました。
ちょっと厳しい事も言ってしまったかもしれませんが(笑)、やるべき事をしっかりやれば逆転合格も可能です。
宮入学院では、問題の演習と解説はもちろんのこと、普段の勉強法改善からモチベーションアップ、志望校相談までトータルでサポートしています。
大学受験に悩める通信制高校の方、お気軽にご連絡ください!
とことん親身に付き合います。