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中学生の成績上位者の勉強時間は?驚きの事実とコツ。プロが徹底解説!

部活あり時期
平日の勉強時間:1.5時間/1日
土日休日の勉強時間:4時間/1日
長期休みの勉強時間:3時間/1日
部活なし(中3引退後)
平日の勉強時間:2.5時間/1日
土日休日の勉強時間:5時間/1日
長期休みの勉強時間:5時間/1日

これがズバリ、私塾長の野口が実際にたくさんの中学生を見てきて、
そして自分自身の中学時代を振り返ったときの
『成績上位者の勉強時間』です!

さてみなさんは、この数字を見てどう思いますか…?

「やべぇ!さすが成績上位者、めっちゃ勉強しまくりだ!」

と思うか、それとも

「あれ?成績上位者のわりには意外と少ないんじゃない?これほんと??」

と思うか。

おそらく後者の
●意外と長くない
●これって本当?

と感じる人が多いんじゃないでしょうか!

実はここには、いくつものカラクリ(=手品のタネ)があるんです。
今回はそれを解説していきましょう!

①成績上位者と中位者の差

カラクリの解説に入る前にですが、
さっきのデータは私の経験に基づく数字なので、
一応「正式に調査されたデータがないか?」チェックしてみました。

そうしたら見つかりましたよ。

引用元:ベネッセ教育情報 「子どもの生活と学びに関する親子調査2021」

かの有名なベネッセさんと東京大学社会科学研究所が共同で研究したデータだそうです。

これを見ると、特に平日とか土日とか分かれてないんですが、

部活あり 成績上位者の勉強時間
2時間ちょい/1日

だそうで、さっき私が出した経験上の数字とかなり近いですね!
やっぱりこんなもんなんです。

そして驚くべきなのは、成績中位者との勉強時間の差がほとんどないこと!

多くの中学生を実際に指導してきた私からすると、
うんうんそうだよね!
という感じなのですが、

知らない人からするとかなりビックリな数字なんじゃないでしょうか。
いったい成績上位者の彼ら・彼女らはどんな魔法を使っている(?)のでしょうか笑。

ではその解説に移りたいと思います!

 

注意!
この勉強時間のデータは、あくまで「成績上位者が成績上位をキープするための時間」です。
「成績中位者が成績上位にのし上がるための勉強時間」ではないことを押さえておきましょう!
このパターンだと、もっと勉強時間が必要になりますから。
その話も後半で解説します!

 

②成績上位者の勉強時間が意外と多くない4つのカラクリ

1.学校の授業中に勉強の大半を終わらせてしまう

成績上位者の共通点その1。
それは、学校の授業に全集中!なところです。

成績上位者を発見!!

これが成績上位者と、下位~中位者との、一番大きな違いだと言ってもいいでしょう。

学校の授業中というのは、当たり前ですが寝転んでスマホをいじったり、お菓子を食べながらぼーっとしたり、音楽を聴きながらうとうと…ということはできません。
勉強することしか許されていない時間帯なんですね。

人間というのは必ず気分転換をしたり休憩をするのが必要な生き物ですが、
それを“授業中にやろうと思っても満足にリフレッシュしたりリラックスすることができない”んです。
先生から怒られないかビクビクしながらサボっても、完全には心が休まらないですよね。

だから、どうせ勉強しか許されていないんだから、勉強に全集中する!
これが最も合理的で効率的な時間の使い方!

成績上位者の人たちはそういうふうに考えています。

先生の発する言葉ひとつひとつを聞き漏らすまい!と集中する。
なぜその解き方になるのか?自分は理解しきれているのか?疑問点は残ってない?と頭をフル回転させる。
そしてもし疑問点が残ってしまったら、授業後すぐ先生や友達に質問したり、調べて解決して、後に残さないようにする。

こうやって学校の授業内に「自分の納得がいくまでちゃんと理解して」おけば、家に帰ってからは軽く解き方を確認するくらいで、十分良い成績をキープすることができます。

ちなみに付け加えておくと、彼ら・彼女らは、学校の先生の授業が面白かろうと、面白くなかろうと、変わらず集中力を発揮し続けます。
先生がつまらないとか、説明がわかりにくいとかには左右されないんですね。

一方で悪いパターン…でも意外と多い…のが、「塾が忙しくて疲れてしまい、学校の授業中に仮眠をとって休む」という人。
一見塾に通いつめで頑張ってるな!偉いな!と思われがちですが、
授業態度の評価も落としてしまいますし、
テストを作る張本人である学校の先生の説明を聞けないのは大きなデメリットです。

ゲームとかスマホで夜ふかししちゃって、学校の授業が眠い??
それはちょっと問題外というか困った状況なので笑
一緒に生活リズムから直していきましょう!

 

 

2.1問にかかる時間が短い

これも成績上位者の勉強時間があまり長くない要因の1つです。

中位者が1問解く間に、上位者は3~4問解いてしまいます。
下位者が1問解く間に…上位者は1ページ終わらせてしまう、なんてことも。

勉強時間が同じくらいでも、解くペースは上位者のほうが圧倒的に速いので、勉強量が変わってきます。
計算が速い、単語力もある、過去の範囲の理解度が高いからこれが可能になります。

これもカラクリの1つですね!

3.集中力を使いこなすのがうまい

みなさんは、勉強中に別のこと(雑念)が頭に浮かんだり、LINEの返事をしながら勉強しちゃったりしてませんか?

成績上位者は、そういった中途半端な勉強の仕方をしない特徴があります。
勉強が始まったら、まるで映画の世界観に浸るかのごとく、その科目の世界にグーっと入り込んでいき、没頭します。
他のことは考えません。

勉強中は集中!没頭!

同じ時間勉強しても、学習効果が高いわけですね!

そして勉強が終わったら、遊びや気分転換も全力でやります笑。
ゲームを始めたら、ゲームに超集中します笑。

部活の時間には、その部活に全集中!

よく、「あの人は勉強も部活もゲームもできて、天才だ。いったいいつ寝てるんだろう。」と思われる中学生がいたりしますが、
とにかくその時間はそのことに集中しているだけなんですね。

集中力を使いこなすがうまければ、何をやっても良い成果が出るものです。

4.勉強がそんなに嫌いじゃない(ので吸収が良い)

同じご飯でも、おいしい・楽しいと感じて食べるのと、嫌い・つまらないと感じて食べるのでは、栄養の吸収率が変わるのを知ってますか?
もちろん、前者の「おいしい・楽しいと感じて食べる」ほうが、吸収が良いんです。

これは実は勉強でも同じです。

成績上位者はそもそも勉強がそこまで嫌いじゃないんです。
成績で周囲から褒められたり、友だちから一目置かれたり、勉強に対して自信があるんですね。

だから吸収率が高い

一方で勉強は苦手だ、いやだ、やりたくない…
という気持ちで勉強していると、脳が拒否反応を示し、吸収率がとても悪くなります。
もはや生理的な反応ですね。

なのでもしそういう気持ちを抱いているなら、勉強に対する考え方から変えていく必要がありますね!

逆の経験として、テレビで見たどうでもいいギャグとか、例えばインスタでいいね!をもらいやすい写真の撮り方・加工の仕方とか興味があって調べたことは、
頑張って覚えよう!としなくても自然と頭に残りますよね。

そう、自分が楽しい!興味がある!と感じていることは、吸収しやすいんです。

これも、成績上位者が勉強に大量の時間をかけなくてもすぐ吸収できる秘密なんです。

③中位者が上位者に入るためには?

さて冒頭で、
●成績上位者の勉強時間は2時間程度で、めちゃくちゃ多いわけじゃない
●成績上位者と成績中位者の勉強時間の差は9分しかない

と話しましたが、

これはあくまで(すでに)成績上位者が成績上位をキープする場合
の話です。

成績中位者が成績上位になるためには、もっと勉強時間が必要になります。

なぜなのか?
解説しますね!

たとえば中学3年生の1学期期末テストで考えてみましょう。
(※3学期制で話します。)

この赤丸のあたりが期末テストだとすると、
成績上位者がテスト勉強する範囲はどこになるでしょうか?

成績上位者のテスト勉強範囲

はい、オレンジで囲んだあたり
1学期の復習をすることになりますね!

一方で、今まで成績中位だった人が、このテストで成績上位を目指すぞ!
という場合は、
テスト勉強の範囲はというと…

成績中位者のテスト勉強範囲

こんな感じになるわけです(汗)。

なんでやねん!
試験範囲は3年の1学期でしょ??

と異を唱えたくなる気持ち、わかります笑。

でも特に、数学や英語などはこうなることが確実です。
さてなぜでしょうか?

答えは…

数学や英語は積み重ね科目であり、今まで以上の点数を取ろうと思ったら、過去の範囲の抜け漏れている部分まで補強しないと
今回の試験範囲を十分に理解しきれないから

なんです!

 

因数分解を理解するには、その前に分配法則をマスターしておく必要があります。
2次方程式を解くには、まず1次方程式の解き方を知っておく必要があります。

現在完了形を理解するには、その前に過去形や助動詞を理解しておく必要があります。

こうやって、数学や英語などの積み重ね科目は、
前に習った単元の上に新しい単元が積み重なっている
構造になっているので、

土台となる前の単元の理解が中途半端だと、それに関連した新しい単元も理解が中途半端になってしまう
という特徴があるんです。

もちろん、試験範囲の理解が中途半端なままでは、成績上位に入ることはできません。

今までずっと成績上位だった人は、
前学年の範囲もきちんと理解して定着しているので、
そこまで戻る必要はなくて

純粋に今回の試験範囲だけに集中することができます。

一方で成績中位者が、次のテストで成績上位者と同じレベルに立とうとしたら
前学年の復習…
場合によっては1年生まで戻る可能性もあります!

 

じゃあ肝心の勉強時間はどうなるの??

と言うと、
ざっくり1.5倍の勉強時間が必要になります。

成績上位者の1日あたりの勉強時間が平均2時間なので、

中位者が途中から上位者になろうとしたら、
1日3時間が必要
ってことですね!

決して不可能な数字ではないので、モチベーションと正しい勉強法があれば中3からでも中位者から上位者に入ることは可能です!

もし
●モチベーションの維持が苦手…
●どう勉強したらいいのか勉強法に不安がある

という方は、
遠慮なくステラオンライン塾にお問い合わせください!

最高のモチベーション維持法と本当に成績が伸びる勉強法を一緒にマスターしましょう♪

 

 

④下位者が上位者に入るためには!?

何事も、現状と目標を定めて、そのギャップをちゃんととらえて、正しい方法で努力すれば叶うと私は考えています。

下位者が上位者になることも、可能です。

ただし順序があるので、
まずは中位者になることを目指しましょう!

成績下位者の生徒さんたちは、まず自分に自信がない人が多いです。
ですので、ステラオンライン塾では、良い所や以前よりも成長した部分を必ず見つけて、褒めます。

そして何のために勉強するのか?
数年度、10年度、どんな場所でどんな自分になっていたいのか?
こういうやる気に関わる話を一緒にしていき、

さらに正しい勉強法を知ってもらって成功体験を積んでいきます。

どうしても変わりたい!
でもどう変わればいいのかわからない…

そんな生徒さんはぜひお気軽にステラオンライン塾までお問い合わせください。
親切丁寧に指導します。

一緒に自分を変えていきましょう!