①国語の特徴
なかなか点数を安定させるのが難しい科目、国語。
ですがしっかり勉強の仕方を知っていれば、平均で90点はキープできるようになります!
定期テストの国語は、基本的に”暗記”!
高度な読解力はなくても、定期テストなら学校の授業に沿った暗記で90点以上いけます。
逆に、この”暗記”の作業をやらないと、90点以上は取れません。
「日本語なんだから、日本人ならできるでしょ」とはいかないんですね。
今回お伝えするポイントを押さえて、あなたも『中間・期末の国語マスター』になってみて下さい!
②90点を取る勉強法とは
※学校によって使われるテキストは異なります。
◆読解ワーク
提出課題として出されることが多いでしょう。
1周やっておしまい、ではなく2周はやります。
2周目は1周目で間違えた所・自力で解けなかった所だけでOK!
書き込んでしまうと2回目がやりにくかったら、1回目はノートに解いて、2回目を冊子に書き込む。
あるいは、白紙の状態でコピーしておいて、1回目でもう直接書き込んで、2回目をコピーの紙でやる。
どちらかの方法がいいでしょう。
あとは、テスト前日によ~く見直せば大丈夫。
本番のテストは、教科書の本文がそのまま出てくるはずなので、読解のワークはここまでやっておけばOK。
ちなみに、3周やろうとしても、きっと答えを覚えてしまうので勉強にならなくなってしまうでしょう。
もう少し読解力を鍛えたい場合は、市販の問題集をやりましょう。
◆漢字ワーク
テスト範囲になっているところは、全部暗記!
抜けなく覚えきりましょう。
この冊子に書いただけでは覚えられないので、他にも書いて覚える必要があります。
提出物として早めに出せる状態にしてしまいましょう。
そしてテスト3日前くらいから、覚えられていない所を覚えましょう。
できれば漢字は、普段から漢検の勉強をするなどして鍛えておきたいところですね。
◆教科書
丸暗記する必要はないですが、2~3回くらい再度読んでおきましょう。
最低限、話の流れはしっかり頭に入れておくように!
テスト本番は教科書の話がそのまま出てくるはずなので、テストが始まってから最初から読む、ということがないようにしましょう。
時間が足りなくなります。
また、それぞれ暗記しておくポイントは以下の通りです。
【説明文】
接続詞(しかし、たとえば、ところで、つまり、など)が出てくる所は暗記しておきましょう。
穴埋めや選択式の問題でよく出てきます。
【古典】
日本語訳は覚えておきましょう。
古文なら「セリフの主語がだれなのか」、漢文なら「返り点が使われている本文」は暗記しましょう。
【四字熟語や音訓の単元】
毎回はないと思いますが、たまにテスト範囲に入ってきます。
四字熟語や湯桶読み、重箱読みなど、教科書に出てきたものは暗記。
テストでそのまま出てくることが多いです。
あとは和語、外来語などの単元も暗記必須ですね。
◆授業ノート
国語の場合はノートが超大事!
おそらく、課題の読解ワークと授業ノートで8割くらい占める学校もあるんじゃないでしょうか。
重要なポイントを覚えておくのが大事です。
「重要なポイント」というのは、先生が授業中に色の違うチョークで書いたり、何度も説明したり、みんなに考える時間を与えたりしたところです。
これは先生によって”クセ”があるので、それがわかれば簡単に見抜けます。
ですので、授業中に『あっ なんかいつもと違うな?重要なのかな』と感じた所にはマークをしておきましょう。
もしわからない場合は、同じクラスで自分より点数が高い人に聞いてしまいましょう!
それが一番近道(笑)。
そしてテスト前(1週間くらい前から)に暗記作業に入ります。
重要ポイントを紙で隠したりして覚えられればいいですが、やりにくい場合は一度コピーをとって、赤で書き直して赤シートで覚えるなど、工夫しましょう。
特に物語文の範囲は、「登場人物の心情(気持ち)」にかかわるところを集中的に覚えましょう。
ほぼ必ず出ます。
また、テスト前になって『授業ノートのまとめノート』を作る人がいますが、時間のムダです。
よほど時間に余裕があるならいいですが、そもそも『まとめノート』をもう一度作らなきゃいけないのは、授業中に整理できていない証拠です。
効率がよくありません。
授業の段階で、ただノートを書くのではなく「あとで見直してわかりやすいか?」気を配りながら書く習慣をつけましょう。
◆配られたプリント
先生によって配る枚数が全然違うと思います。
0枚の人もいれば、ノートがなくてプリントだけの人もいるでしょう。
授業の内容とあんまり関係のない、オマケ(読み物)的なプリントなら、無視して大丈夫です。
毎回のように配られ、そこに書き込むタイプのプリントは暗記必須です。
さきほどの『授業ノート』と同じ感じですね。
大事だと感じた所はもちろん、太字になっていたり穴埋めの所、また大きく枠で囲まれた”まとめ”の部分も覚えましょう。
あとは文法(単語、文節、品詞、活用など)のプリントが配られたら特に要注意。
ほぼ同じ問題がそのまま出てきます。
だから暗記すれば得点できますね!
◆便覧
ほとんど出題されないでしょう。
もし授業中に少し使ったなら、その「先生が説明した部分」だけ読み返しておけば大丈夫です。
◇市販のワーク
国語の市販のテキストというと、ぜひ使いたいのはこの2つ!
『教科書ガイド』と『読解問題集』です。
特に教科書ガイドは必須です。
試験範囲で大事なポイントを全部教えてくれます。
先生自身もこの『教科書ガイド』を使って授業していることもあるので、その単元の内容を深く理解するのは欠かせないツールですね。
『読解問題集』は、1冊持っておきましょう。学校のワークとは違う、初めて見る文が載っている問題集です。
テスト本番で、文章自体は教科書と同じでも、授業中にはあまり説明されなかった(ちょっとひねりのきいた)問題が出された時のために、根本的な読解力をある程度身につけておきましょう。
そこまでハイレベルな読解力はなくても大丈夫ですが、テスト期間でない時に少しずつ進めて、読解力が衰えないように練習しておきましょう!