
「勉強中にどうしても眠くなってしまう…」
そんな経験、ありませんか?
実はその「眠気」、うまく付き合えば勉強効率をグッと上げる武器になります。
キーワードは――「仮眠」です。
本記事では、塾講師の視点から、
「勉強中の仮眠」がなぜ効果的なのか、どのように取り入れるといいのか、逆効果にならないための注意点も含めて解説します。
①なぜ勉強中に仮眠が効果的なの?
仮眠とは、いわば脳のリセットボタン。
集中力が落ちているときに仮眠をとると、短時間でも頭がスッキリし、再び集中できる状態に戻れます。
実際、脳科学の分野でも以下のような効果が確認されています:
当塾でも自習中に「眠くて集中できない」という生徒に休憩スペースにて短時間の仮眠をすすめたところ、その後頭がすっきりして集中できるようになった、ということがよくあります。
②仮眠に最適なタイミングと時間は?
仮眠に適しているのは、
昼食後(眠気を感じやすい時間帯)
塾に行く前の夕方のひととき
そして、時間の目安は「10〜15分」がベスト。
長くても20分以内にしましょう。
30分を超えると「深い睡眠」に入ってしまい、起きた後にぼーっとしてしまうリスクがあります。
ちなみに、目を閉じるだけでも効果があります!
「完全に眠れなかった」と気にしすぎず、脳を休ませることが目的と考えましょう。
③塾講師がすすめる!仮眠の取り方3選
1.布団ではなく「机か椅子」で
布団に入ると本格的な睡眠モードに入ってしまいます。
仮眠はあくまで「勉強の合間の休憩」。
椅子にもたれて壁に頭をつけたり、机に伏せたりして短時間で済ませましょう。
2.仮眠の前にカフェインをとる
コーヒーや紅茶などを仮眠の直前に飲んでおくと、
ちょうど目覚めた頃にカフェインが効きはじめ、スッキリ起きやすくなります。
3.アラーム or 家族に起こしてもらう
「5分だけ寝るつもりが、1時間…」はあるある失敗。
タイマーを必ずセットするか、家族に「〇時に起こして」と頼んでおきましょう。
④注意!仮眠が逆効果になるパターン
仮眠は万能ではありません。
以下のような場合は注意が必要です:
30分以上の仮眠は深い眠りに入りやすく、逆に疲れやすくなる
寝る体勢が悪いと体が痛くなって集中できなくなることも…
また、勉強に対する不安や焦りで「寝ている場合じゃない」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、
頭が働かないままダラダラ勉強を続けても時間がもったいないので、
思い切って少し仮眠をとってみるのをお勧めします。
仮眠も慣れが必要なので、トライして経験を積んで、味方につけておけるといいですね!
⑤仮眠は「休むこと」ではなく「戦略」です
当塾では「仮眠も作戦のひとつ」として伝えています。
むしろ、集中できない状態で1時間勉強するより、仮眠+30分集中のほうが圧倒的に効率的。
自分に合ったタイミング・時間・体勢を見つけて、仮眠を“使いこなす”意識で取り入れてみてください!
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