【結論】浪人するべきか迷ったら「2つ先の目的」を自問自答せよ!
どうも、宮入個別指導塾【高崎前橋】教務の野口です!
第一志望の大学に不合格となってしまった。
滑り止めの大学に進学するか、それとももう一年頑張って第一志望を目指すか……。
今、この記事を読んでいる高校3年生(卒業生)の皆さん、そして保護者の皆様は、まさに人生の大きな岐路に立たされ、夜も眠れないほど悩んでいることと思います。
「どうしてもあの大学に行きたい」
「でも、もう一年勉強し続ける自信がない」
「親に金銭的な負担をかけてしまう」
いろんな感情が渦巻いているはずです。
まず結論から言います。
浪人するべきかどうか迷っているなら、「大学合格の2つ先の目的」があるかどうかを自問自答してください。
「とりあえずもう一年やれば受かるかも」
「滑り止めの大学に行くのは周りの目が気になるから、意地でも第一志望に行きたい」
といった、
見栄や意地、あるいは「なんとなく」の理由で浪人を選ぶのは絶対にやめてください。
高確率で失敗します。
浪人生活はあなたが想像している以上に過酷です。
その過酷な毎日を支えるのは、「何が何でもこの大学で〇〇を学びたい」「将来〇〇という職業に就くために、どうしてもこの大学の切符が必要なんだ」という、強烈な目的意識と覚悟だけです。
大学合格は「1つ先の目的」です。
そのさらに先、「大学に入って何がしたいのか」「将来どうなりたいのか」という「2つ先の目的」が明確にあるのなら、浪人という選択はあなたの人生にとって非常に価値のある1年になります。
最終的に決めるのは生徒本人の覚悟です。
親に言われたから、先生に勧められたからではなく、自分自身の心に問いかけてみてください。
浪人のリアルなメリット・デメリット
浪人生活には、現役時代には得られない大きなメリットがある一方で、無視できないデメリットも存在します。
客観的に整理してみましょう。
浪人することのメリット
もちろん最大のメリットは、勉強に専念できる1年間という時間を得て、志望校合格の可能性を高められることです。
しかし、それ以上に大きなメリットがあります。
それは、自分自身を徹底的にコントロールする術を学べることです。
浪人生は、ある意味で「フリーランスの個人事業主」に似ています。
高校時代のように、学校のチャイムや時間割、先生からの課題といった「強制力」がありません。
いつ起きて、何をどれくらい勉強して、いつ休むのか、すべて自分で決めて行動しなければなりません。
この環境で、誘惑に打ち勝ち、自分を律して目標に向かって努力し続ける経験は、大学進学後や社会に出てからも一生モノの力になります。
自分と深く向き合い、精神的に大きく成長できるのが浪人の大きな価値の1つです。
浪人することのデメリット
一方でデメリットは、「どれだけ頑張っても合格の保証はない」という強烈な精神的プレッシャーです。
同級生たちが大学生活を謳歌している様子をSNSなどで目にしたとき、孤独感や劣等感に苛まれることもあるでしょう。
また、後述しますが、保護者の方に大きな金銭的負担をかけているというプレッシャーも重くのしかかります。
「この1年が報われなかったらどうしよう」という不安と戦い続けなければならないのは、想像以上にしんどいものです。
「浪人すれば成績が上がる」は幻想!知っておくべき厳しい現実
ここで、よくある勘違いを一つ正しておきます。
「浪人して1年間勉強時間が増えれば、現役の時より成績が上がるのは当たり前だ」と思っていませんか?
それは幻想です。
一般的に、浪人して現役時代よりも成績(偏差値)が上がるのは全体の2〜3割程度、現状維持が半分、残りはむしろ成績が下がると言われています。
なぜこんなことが起きるのでしょうか?
理由は2つあります。
1つ目は、現役生が秋以降に猛烈なスピードで追い上げてくるからです。
浪人生が春から夏にかけて「自分は現役生より進んでいる」と油断している間に、現役生は部活を引退し、信じられないスピードで知識を吸収してきます。
浪人生は「現状維持」のペースで勉強しているだけでは、相対的な偏差値はどんどん下がっていきます。
2つ目は、人間の記憶のメカニズムです。
有名な「エビングハウスの忘却曲線」をご存知でしょうか?
人間は、1日経っただけで学んだことの約74%を忘れてしまう生き物です。
つまり、「現役時代に一度覚えたから大丈夫」と思って復習を怠ると、知識はどんどん抜け落ちていきます。
現状を維持するためだけでも、相当な反復学習が必要なのです。
「浪人すれば自動的に成績が上がる」という甘い考えは捨てましょう。
浪人して「成功する人」と「失敗する人」の決定的な違い
では、厳しい浪人生活を乗り越え、見事志望校合格を勝ち取る「成功する人」と、成績が伸び悩む「失敗する人」にはどんな違いがあるのでしょうか。
成功する浪人生の特徴
■圧倒的な「素直さ」がある
自分の過去の勉強法(=不合格になったやり方)に固執せず、予備校や塾の先生のアドバイスを素直に受け入れ、改善できる人。
■生活リズムが規則正しい
毎日同じ時間に起き、同じ時間に寝る。
モチベーションに左右されず、やるべきことを淡々とこなせる「ルーティン」を作れる人。
■基礎を徹底的にやり直せる
プライドを捨てて、もう一度基礎から謙虚に学び直せる人。
失敗する浪人生の特徴
■変なプライドがある
「自分はもっとレベルが高いはずだ」と基礎を疎かにし、自分のやり方に固執する人。
自己管理ができない(生活リズムが崩れる)
夜更かしをして昼間に起きるなど、生活リズムが崩れると、学習の質もメンタルも一気に崩壊します。
【保護者向け】浪人にかかる現実的な「費用」と「親のサポート」
ここからは、保護者の皆様へのお話です。
お子様が浪人を決断した場合、保護者として知っておくべき現実と、必要なサポートについてお伝えします。
現実的な「費用」の話
浪人には、決して安くない費用がかかります。
これらのお金を払うのは、ほとんどの場合保護者の皆様です。
だからこそ、家族会議で「うちはどこまで費用を出せるのか」を明確に話し合ってください。
そして、お子様にもその現実をしっかり伝え、その上で覚悟を問うことが大切です。
親ができる最高のサポートとは?
「高いお金を払っているんだから、ちゃんと勉強しなさい!」と言いたくなる気持ちは痛いほどわかります。
しかし、頭ごなしにプレッシャーをかけるのは逆効果です。
親ができる最大のサポートは、「勉強しやすい環境を整えてあげること」と「見守ること」です。
家の中を整理整頓し、静かに集中できる環境を作る。
そして何より、親自身が真剣に生きる姿勢(背中)を見せることです。
親が家でダラダラと愚痴をこぼしていれば、子どもにもそのネガティブな空気が伝染します。
浪人生は、言われなくても自分が一番プレッシャーを感じています。
だからこそ、家庭は「安心できる居場所」であってほしいのです。
過干渉にならず、つらい時には寄り添い、適度な距離感で見守り続ける。
これが、長丁場の浪人生活を支える一番の力になります。
まとめ:決断したら、あとは正解にするだけ!
「浪人するべきか、進学するべきか」
この問いに、絶対的な正解はありません。
滑り止めの大学に進学して、そこで新しい目標を見つけてイキイキと輝く人生もあります。
浪人というイバラの道を選び、苦しみ抜きながらも自分を成長させ、見事栄光を掴み取る人生もあります。
大事なのは、「自分が選んだ道を、自分の努力で『正解』にしていくこと」です。
もし、ご家族で話し合い、本人が強烈な覚悟を持って「浪人する」と決断したのなら。
私たちはその決意を全力で応援します。
「何から手をつければいいかわからない」
「自分の勉強法が正しいか不安だ」
そんな時は、ぜひ宮入個別指導塾にご相談ください!
一人ひとりの現状と目標に徹底的に向き合い、1年後の合格に向けて、やるべきことを明確に提示します。
悩んで悩んで、最後に自分で出した結論なら、それがあなたのベストな選択です。
後悔のない決断をしてくださいね!
応援しています!







客観的なペースメーカーがおらず、質問できる環境もないからです。
強靭な精神力と自己管理能力が必要になりますね。
安易な気持ちで宅浪を選ぶのはお勧めしません。