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宮入個別指導塾 高崎前橋校 現役群大医学科生のシンです!
医学部受験を考えるときに、理科選択をどうしようか迷う方もいるのではないでしょうか。
今回は、僕の経験も踏まえて理科選択の考え方をお伝えしていきます!
①ズバリ選択すべき科目は〇〇と〇〇だ!
②そもそも、医学部受験で理科選択って何科目?
③科目ごとのメリット・デメリット
1.化学
2.物理
3.生物
④理科選択のまとめ
⑤じゃあ物理生物ってどうなの…?
①ズバリ選択すべき科目は〇〇と〇〇だ!
選択すべき科目はズバリ、化学と物理です!
次点で、化学と生物です。
なぜ化学生物よりも物理化学がオススメなのか?
次の項でその理由がわかると思います。
②そもそも、医学部受験で理科選択って何科目?
知っている方も多いと思いますが、国公立・私立の医学部問わず、理科は任意の2科目の受験が一般的です。
なので、医学部受験生は物理化学・化学生物・物理生物のいずれかを選ぶことになります。
どれを選べばいいか、あとで詳しくわかりやすく解説しますね。
ただし、注意して欲しいことがあります。
それは、群馬大学・金沢大学・愛媛大学・九州大学・佐賀大学の医学部を受験する場合、2次試験では物理化学でしか受験できないということです(2020年2月現在)。
また、北海道大学では2次試験で物理が必須になります(2020年2月現在)。
「どこでもいいから国公立医学部に入りたい!」と思う方は、物理化学を選んでおけば国公立全49校の中からどこでも受験することができます。
生物を選択すると、選択肢が13%以上も減った、43/49校の中から受験することになります。
そのこともあり、国公立医学部志望の生徒は、物理化学がおすすめです!
③科目ごとのメリット・デメリット
自分の性格や得意苦手を考えながら読んでみて下さい。
1.化学
暗記:計算が6:4の科目であり、暗記したことをもとに計算したり、論述したりする科目が化学です。
有機化学の分野ではパズル的な要素もあり、楽しく学んだ記憶があります。
そんな化学のメリットは、物理・生物の範囲と被っている範囲があることです。
つまり、化学を選択すれば勉強する量が減るだけでなく、物理・生物の理解もしやすくなるということです。
医学部受験では、いかに苦手科目をなくしどの教科においても高い得点を取る必要があります。
化学を選択すれば一石二鳥ですね!
デメリットは、ぶっちゃけそんなにないと思います笑
強いて挙げるならば、最初に学ぶ化学総論でつまずいてしまうと、そのあと習う無機化学・有機化学の分野でつまずいてしまうことがあることです。
ただ、裏を返せば化学総論さえしっかり学んでしまえば、無機化学・有機化学を簡単に学習できるのです!
2.物理
暗記:計算が1:9の科目であり、計算がメインの科目が物理です。
暗記が少ない分、どういった現象が起こっていて、どのような状況なのかを把握する力や、短い試験時間で素早く計算する力が必要だと思います。
また、図をたくさん描きます。
ちなみに物理の図は絵心がなくても書けるので、安心してください笑
群馬大学を受験したこともあり、僕も物理を選択しました。
参考までに僕の本気の絵心をお見せしましょう。
どうでしょう。
今にも動き出しそうなリアルな象ですね(絶望)
メリットですが、やっぱり暗記量が非常に少ないです。
数学が好きだったり、暗記が苦手だったり、国公立医学部受験で国語や社会の対策をしないといけなかったりする場合は、積極的に物理を選ぶべきだと思います。
デメリットとしては、計算量が多く、計算ミスが最後まで響いてしまうこともあり注意が必要です。
数学が苦手・嫌いだとすると、物理もやっていて楽しくないかもしれないです。
余談ですが、僕自身も記述模試で最初の計算ミスをしてしまったことがありました。
ですが、思ったより点数は引かれていませんでした。
採点基準は計算の正確さを見るというより、正しく考えられているかを見ていましたね。
(いやぁ、模試でよかった笑)
3.生物
暗記:計算が9:1の科目で、暗記したことの知識、暗記したことをもとに考えて論述する力が求められます。
メリットは、暗記がメインですので、本番に大失敗してしまうことはないでしょう。
その分、高得点を取るには優れた論述力が必要になります。
私立医学部受験で数学が苦手・嫌いだったり、論述が得意だったりする場合、生物をおすすめします。
デメリットですが、暗記量が非常に多いことです。
もう一回言わせてください、暗記量は非常に多いです。
裏を返せば、コツコツ勉強していくのが好きな人や、丁寧な性格の人は向いていると思います。
④理科選択のまとめ
ここまで、化学・物理・生物のメリット・デメリットを見てきましたので、まとめを載せておきます。
ただし、群馬大学・金沢大学・愛媛大学・九州大学・佐賀大学(・北海道大学)の医学部受験を考えていたり、受験する可能性がある場合、物理化学を選択してくださいね。
⑤じゃあ物理生物ってどうなの…?
正直僕はおすすめしません。
ここまで読んで、物理を選択すべき人と生物を選択すべき人は、真逆の性格だと思いませんか?笑
物理と生物の教科としての性格も真逆なので、この2つを容量よく勉強するのは難しいかなと感じます。
また、多くの学校では化学を必修にして、選択で物理か生物を選びます。
化学が必修なので、もちろん定期テストに化学があります。
さらにいうと、物理選択と生物選択が同じ時間に違う教室で授業をやる学校が多いです。
化学が必修で物理生物を選択すると、化学の対策に時間をかけるだけでなく、物理・生物のどちらかを自学自習で勉強しなければならないことになります。
ですので、基本的には「物理化学」or「化学生物」の2択で考えましょう!
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