以前書いた記事の中で、理想の勉強時間に触れたことがありました。
中1:1時間
中2:2時間
中3:3時間(部活終了後)
高1:2時間
高2:3時間
高3:4時間(部活終了後)
ですが、これくらいの勉強時間をやっていても点数が伸びない生徒さんって意外といるんです。
なぜでしょうか。
いくつか原因が考えられますので、見ていきましょう!
①わかったつもりで理解しきれていない
教科書や解答解説を読んだだけで「わかったつもり」になっていませんか?
自分では理解したと思っていても、実は抜け漏れがあることも。
そんなときは、もう一度自分で解きなおしてみる必要があります。
自分でやってみると、「あれ?ここはなんでこの公式を使うんだろう…」「そういえば別のパターンの時はどうすればいいのかな?」と、新たな疑問が生まれてきたりします。
ここまで解決できて、はじめてちゃんと「わかった」ことになります。
いわゆる“他人事”みたいな感覚で終わってしまうともったいないので、自分のものにしていきましょう。
②定着するまで反復練習をしていない
もし一度ちゃんと理解したとしても、人間は時間が経ったら忘れる生き物です。
これは勉強が得意・苦手にかかわらず、みんな同じです。
問題を解いてからテストまで期間が空いている場合、本番までに繰り返し練習したほうがよいでしょう。
基本は3回です。
テストで点数が取れる人・思うように取れない人の差は、「自分がどれだけ忘れっぽいのか」をきちんと把握して、繰り返し練習しているかどうかです。
③類題で応用力を養っていない
これはあくまで高得点を取りたい人向けですが、より高い点数を目指すためには、『類題』をこなす必要があります。
類題をこなすとは、別の問題集で同じ単元を解いてみることを言います。
教科書やワークとは違った角度から出題されたときに対処できるよう、応用力を養いましょう。
また、これをやることで基礎をより自分のものにして、使いこなせるようになります。
④実は集中できていない
単純な話になってしまいますが、他のことを考えたりテレビを見たり、「ながら勉強」をやっていても集中できません。
集中しやすい空間や時間帯をルーティンで決めて、なるべく没頭できるようにしましょう。