今回は、成績が伸びなくて悩んでいる浪人生の方々(あるいはその保護者様)に向けて有益な情報をお伝えしていきます。
実際に浪人生を見てきたプロの視点から解説していきます!
この記事を読めば、これからどんなスタンスで勉強に臨めばいいのか?がハッキリするでしょう。
ではいってみましょう!!
①勉強の成果が成績に表れるまでにはタイムラグがある!?
弊塾に来られた浪人生の方(と保護者様)とお話しする時、まず私たちが確認するのは
のどちらなのか?ということです!
正しい勉強法ができており、質量ともに十分だとしても、成績が上がるまでには必ずタイムラグがあります。
AパターンもBパターンも表面上「今点数に表れていない」という状態は一緒なので、見分けがつかないんですね。
もしAパターンの『このまま継続すれば大丈夫』なのであれば問題ありません。
でもBパターンの『勉強法が間違っている&量が足りない』場合はすぐに改善する必要があります。
今記事を読んでいる皆さんも、自分がどちらなのかとても気になると思います。
きちんと診断してもらいたい方はぜひお問い合わせいただければと思いますが、今回はある程度セルフでも確認できるよう、ポイントを解説していきますね!
②点数に表れるまでのステップ
まずは成績が上がるまでのステップを知りましょう!
きちんと理解していない浪人生・受験生さんも多いので、要チェックです。
ちなみにNGな勉強法や、きちんと勉強時間を確保するためのコツはもう少し後半で解説しますね。
もう一度、私が作成した冒頭の図を出します。
問題集や模試の1回目って?
問題集を解いた後は丸付けをしますね。
そこで、できた問題とできなかった問題がハッキリします。
模試を受けて返ってきた段階も同じ。
できた問題とできなかった問題がハッキリします。
つまり問題集や模試を1回やった状態というのは、「できる問題とできない問題を分けただけ」に過ぎません。
勉強をしたというよりは、『分類作業をした』という表現がピッタリでしょう。
成績を上げるための本当の勉強とは、『できなかった問題=“✕”』を『できる問題=“○”』にしていくことを言います。
✕を○に変えた瞬間、点数が上がるわけですね!
1周目で分けた「できなかった問題」を、2周目以降に反復演習することで「できる問題」へと変換すること。
ここから初めて勉強がスタートします。
(そもそも受けてますか…?笑)
模試は「あなたはここができてないから、復習してできるようにしようね!」というメッセージをあなたに届けてくれるものです。
ですのでやり直さないと全く意味がありません。
模試の復習、きちんとやっていきましょう!
しっかり解説を読みましょう
反復演習に入る前に、間違えた問題の解説やその周辺知識を一度確認しましょう。
「よし!次は正解するぞ!」と思えるようになってから2回目へと突入します。
解説の読解力や理解力がとても大切ですね。
もし自分で読んでもわからない・時間がかかってしまう場合は、塾などに通うことをオススメします。
また、塾や予備校に通っていても自分から質問がしにくい場合は、手前味噌ではありますが弊塾のような完全1対1をオススメします!
ただ自力で解けるだけでは不十分!?
自習の時に自力でじっくり解けるようになっても、まだ本番の試験で点数へと結びつけるためには2つの壁があります。
1つはミスの壁。
もう一つは制限時間の壁。
ピラミッドの図表でいうとステップ4とステップ5にあたりますね。
成績が伸び悩んでいる浪人生は、このステップ3(つまりリラックスして自習で自力解答できる状態)に満足して、ステップ4と5をクリアできていない人が多いと感じます。
模試を含め試験会場は普段の空気と違います。
緊張はミスを誘発します。
制限時間だって決まっています。
ゆっくりだったら解ける問題も、素早く解けなければ点数になりません。
この焦りがミスにつながる場合もあります。
実際の試験で安定して成績を出し続けるためには、「問題を見た瞬間に条件反射的に解放が思い浮かぶ、熟練の域」に達している必要があります!
●ほんのちょっとの惜しいミスや勘違いで正解できなかった
●まったくチンプンカンプンで手が付けられなかった
この2つを考えてみて下さい。
努力量はどうでしょう。
圧倒的に前者のほうが上ですよね。
ですが点数はどうでしょうか。
同じですよね。
「努力していても、ある一定のラインを越えるまでは点数に反映されない。そのラインを越えた瞬間に、一気に点数が伸びる。」
これが、私の作成したピラミッド図解でお伝えしたかったことです。
ステップ3でやめてしまわないで、ステップ5をクリアできるまでしつこく繰り返し練習することが大切です。
③なぜか勉強しているのに成績が伸びない人へ
必ず自習のタイミングを設けよう!!
塾や予備校に通っていても、教わったことを自分で消化するタイミングを作っていないと血肉とすることができません。
ただ授業を受けて終わりになっていませんか??
ちなみに弊塾の自習スペースには、手間暇かけて作り上げた集中しやすい空間が整っています。
駒形駅前校
高崎貝沢校
ぜひご活用下さい!
(遠方の方はオンライン授業対応中!)
応用問題に固執していませんか?
どんなにハイレベルな大学でも、重要なのは基礎力です!
先日、現役医学部生による医学部受験の記事を上げましたが、そこでも「重要なのは基礎力。応用力ではない。」とお伝えしました。
「難関大学だから応用問題を解けないとダメだろう」と思って応用ばかりに固執している方がいたら、要注意です!
難関大学を“難関”たらしめているのは、決して難問が出題されるからではありません。
「基礎問題が大量に出て時間が間に合わない」から難しいのです。
特に共通テスト突破にはこれがすべてです。
ここに気づかず2浪3浪している人もけっこういます。
今応用問題ばかりに気を取られているなら、「基礎問題を徹底して正確かつスピーディに解く」ための勉強へシフトしましょう。
④勉強があまりできていない人へ(浪人生勉強時間確保のコツ)
1日のスケジュールを習慣化しよう!
ごはんの時間
休憩時間
勉強の開始時間と終了時間
これらをきちんとルーティン化しましょう!
特に起床就寝は重要。
浪人生は学校がないため、だらだら布団の中で過ごそうと思えばできてしまいます。
勉強も、決まった時間になったら自然と始められるよう毎日開始時間を決めましょう。
「いつでもできるから」という甘えを消すためにも有効です。
「勉強のやる気が出なくて進まない」という声は本当によく聞きますよね!
しかしどうでしょう。
勉強を毎日きちんとしている人は、「うおぉぉ!今日もやってやるぜ!エンジン全開!!」みたいにメラメラ燃えて勉強しているでしょうか?
そんなことはないですよね。
落ち着いて淡々と勉強していますよね。
さながら感情のないロボットのように(笑)。
そうです、勉強にモチベーションは不要です。
きちんと勉強時間を確保できている人は、やる気に頼って勉強しているのではありません。
習慣に頼って勉強しているだけです。
やる気が出るのを待っていたら、いつまで経っても勉強をスタートできません。
起きたら歯を磨く、風呂に入ったら頭を洗う、というレベルで○時になったら勉強するという習慣を確立していきましょう。
やる気に関してですが、強いて言えばやる気はやってから出てくるものです。
30分、1時間、と継続していると、続けているのが苦でなくなってきます。
そういう風に、やり始めてから徐々に出てくるのがやる気です。
スタートをやる気に頼るのはもっての外と言わざるを得ません。
スマホのコントロールをしっかり
youtube、SNS、ゲーム…
誘惑は浪人生の天敵です。
スマホには連絡手段など必要なアプリだけ入れて、あとは削除し、アプリインストールのパスワードは親に預けてしまうなど、遊びを“封印”してしまうのもアリだと思います。
恋愛に耽ってしまうのも危険
大学生になったら思う存分青春できますから!
今は我慢しましょう。
恋愛はほとんどの場合、マイナスに作用してしまいます。
相手も浪人生だったら、最悪お互いに道連れになってしまう危険性も。
迷惑かけないためにも今は辛抱です。
今のままでは心配な方へ
一緒に不安をぬぐい、合格を手にしましょう!
宮入個別指導塾では、問題の解説・勉強法のチェックからメンタルサポートまで、完全1対1でトータルケアすることができます。
ぜひお気軽にご連絡下さい。
継続すればこれから成果に出るパターン
(B)勉強法が間違っている・足りない!
このままでは永遠に伸びないパターン